花言葉

桃の花言葉の意味・由来・誕生花

ピンクや白色の可愛らしい花を咲かせる桃の花。

3月3日のひな祭りで飾る定番のお花になりますし、おとぎ話「桃太郎」では主人公の桃太郎は、桃の中から生まれてくる設定になっています。

また、「桃栗三年柿八年」など、桃を題材に使われたことわざがあったりと様々なシーンで使われ馴染みが深いお花になりますね。

この記事では、そんな「桃」の花の花言葉についてをご紹介したいと思います。

桃の花の花言葉

それではさっそく桃の花言葉を見ていきましょう。

花言葉

桃の花全般の花言葉 「天下無敵」「あなたのとりこ」「気立てのよさ」
白い桃の花言葉 「純真」「人柄の良さ」
英語で桃の花言葉 「私はあなたのとりこ」「比類なき質素」
韓国語で桃の花言葉 「愛の奴隷」「希望」「あなたのとりこ」

桃の花の全般の花言葉には「天下無敵」「あなたのとりこ」「気立てのよさ」があります。

一方、白い桃の花言葉には「純真」や「人柄の良さ」といったあたたかな花言葉が付けられていました。

「私はあなたのとりこ」や「愛の奴隷」は少し激しい愛情を想像しますね。日本だけでなく、海外でも桃の花に花言葉が付けられているのは非常に興味深いですね。

桃の花の香り

春に咲く芳醇な香りの梅の花と比べると、桃の花の香りはあまりありません。顔を近づけるとかすかに香りを感じることが出来る程度になります。

食用の実桃はとても香りの良い果物ですが、観賞用の花桃はそれほど香りが強くなく「ほんのり甘い香り」がする程度と言われています。

桃の花の香りが好きな方は、1年中楽しむためにアロマオイルを買ってみてもいいかもしれませんね。

桃の花のオリジナルキャッチコピー

可憐で小さいながら 天下無敵を背負っています

類似の花言葉を持つ花はこちら

3月27日/「かっこいい」意味がある花言葉を持つ花/「希望」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/白い花の花言葉/3月3日/

桃に関する逸話「天下無敵の意味」・「ひな祭り」

桃に関する逸話やエピソードをご紹介します。

花言葉「天下無敵」の由来・意味

桃の木は昔から霊力のある木とされており、桃の果実にも不老不死の霊力が宿っていると信じられていたため、「天下無敵」という花言葉がつけられました。

たとえば「古事記」ではイザナギノミコトが桃を投げつけて鬼女を退散させた場面もあるように、桃は昔から邪気を払う力があり、悪いものから守ってくれるとされていました。

鬼退治の昔話で有名な「桃太郎」も、この「天下無敵」の花言葉と関係があると言われています。

桃の節句「ひな祭り」の由来

桃の漢字の右側にある「兆」は、妊娠の兆しを意味します。桃が「女性」や「ひな祭り」と関係があるのはこれが理由だと言われています。

他にも、桃はたくさんの実をつけることから「多産」を意味するということで縁起物として扱われているというエピソードもありますよ。

そもそもひな祭りの始まりは平安時代中期に行われていた「上巳の節句」。元々は無病息災を願うためにおこなわれていましたが、徐々に子供を災いから守るための行事になりました。

ちょうど4月の上旬頃に行われいて桃の花が開花する時期と重なり、加えて桃の花は邪気を払う力があり「天下無敵」の花言葉も持つことから、次第にひなまつりに桃の花が使われるようになりました。

そしてひな祭りは次第に「桃の節句」と呼ばれるようになりました。

花言葉を添えて飾ろう!桃の選び方のポイント

春の訪れを告げる桃の花はまるで見ている人に元気を与えてくれるように咲くので、「希望」という花言葉もピッタリですね。

桃の花は枝に咲く「枝もの」になります。花をキレイに咲かせるために、花屋さんでは次のことを意識してみてください。

花屋さんではピンク色のつぼみが付いた枝を選ぶ

桃の枝にふっくらとしたピンク色のつぼみがついたものを選びましょう。あまりにつぼみが固いと、購入した後も花が開かない可能性があるためです。

また、花びらの感触がかさかさに乾燥していたり、つぼみ色が黒ずんだピンク色のものは寒さや風に当たって傷んでしまっているため花を咲かさずに落ちてしまうことがあります。

桃の枝の管理方法

「枝もの」は生花と扱い方が違っていたり、桃の枝を買ったものの咲かずに終わったという方もいます。

桃の花は乾燥を避けて保管する

桃の花は乾燥を嫌います。乾燥した花びらはつぼみが固く黒ずんでしまい花を咲かさずに落ちてしまいます。

なるべく暖かい部屋で乾燥を避けて管理するようにしましょう。定期的に霧吹きをかけてあげるのもおすすめです。

また、桃の花ははかなく少しの衝撃でつぼみが落ちてしまいます。なるべくつぼみが触れない場所に飾っておきましょう。

寒い部屋は暖房を入れる

桃の花は暖かい気候を好むため、あまりにも寒い部屋だと花が咲きません。

これは、実際に桃の花が開花する時期が3月の中旬以降になるので、開花時期と流用時期にずれが生じるため上手く花が咲かないということが起こります。

より綺麗に咲かせるために 枝の切り方

枝の切り方は、細い枝と太い枝でおすすめの切り方が違います。

  • 細い枝・・・一般的な花を切るときと同様に枝を斜めに切って生けましょう
  • 太い枝・・・枝を十文字に切っておきましょう

十文字に切ることで水に接する面が大きくなり、たくさん水を吸い上げるようになります。

名前にも人気の春の花「桃」「桜」「梅」の見分け方

桃の花と見た目が紛らわしい、桜と梅との見分け方をご紹介しましょう。

桃の花の特徴・花言葉

桃の花は、花びらの先が少しだけ尖っています。切れ込みはないので、桜と見分けるのは容易ですね。

また、ひとつの付け根から2つの花が咲き、花枝が短いのも特徴です。

  • 桃の主な花言葉・・・「天下無敵」「あなたのとりこ」「気立てのよさ」

桜の花の特徴・花言葉

桜の花の特徴は、花びらの先に切れ込みがが入っているので、花びらがハートのような形になります。

ひとつの付け根から複数の花が咲き、花枝が長くて下を向きがちなのも特徴です。

  • 桜の主な花言葉・・・「精神美」「優美な女性」「純潔」

桜の漢字は、男の子の名前にも使われることもありますが、やはり圧倒的に女の子の名前に使われることが多いです。

梅の花の特徴・花言葉

梅の花の特徴は、花びらが丸いところです。1節に1花しか咲かないので、他の2つと比べると遠くから見た時にややシンプルに感じます。

  • 梅の主な花言葉・・・「不屈の精神」「高潔」「気品」

「松竹梅」という言葉があるように、おめでたいことの代名詞のように梅が挙がることがありますね。やや古風な名づけに使われるようです。

観賞用のお花「菊桃」と花言葉

花桃の中でも人気品種の1つが「菊桃」になります。濃いピンク色をした桃の花で、名前の通り菊の花に似ています。

菊桃の花言葉は、「恋のとりこ」「あなたに夢中」「よい気立て」です。

桃の花は外国では何と言う?

日本では馴染みが深い、桃の花。外国では呼び名が違うんです。

英語圏で桃は「Peach」

桃の洋名「Peach」です。ペルシアが語源だと言われていて、ラテン語の「malum persicum(ペルシアのリンゴ)」から来ていると言われています。

桃の原産地は中国になりますが、古代にはペルシアから伝わったと考えられていました。

英語圏では、見た目が美しくしかも美味しい、でも傷みやすい桃を「若く魅力的な娘」だと表し、そこから「ふしだら女」「(桃の実がたくさん成ることから)複数の乳房」などの意味としてもとらえられています。

韓国語で桃は「ボックンスア」

韓国語で桃は「ポクッスンア」と言います。日本や中国と同様に、韓国でも桃には邪気を払う力があると信じられています。ただし、韓国では「幽霊」も追い払うと言われています。

なので、韓国では故人の命日に色々な果物をお供えする風習がありますがそこに桃は供えません。

桃には幽霊を払う力があるため桃を供えることで、ご先祖様が帰ってしまうといわれているからです。

桃の花の特徴(開花時期)・花の名の由来・異名

桃の花の基本情報です。

基本情報

科・属 バラ科・モモ属
和名/洋名 桃/Peach
別名・異名  花桃(ハナモモ)、毛桃(ケモモ)
開花の季節 3月下旬から4月上旬頃
原産地 中国西北部の黄河上流の高山地帯

参考:Wikipedia モモ e恋愛名言集

桃の花が誕生花になっている日付・名前の由来

桃の花が誕生花としてあてられている日付はこちらになります。

3月3日の誕生花(桃)

3月27日の誕生花(枝垂桃)

出典:季節の花300

桃の花の名前の由来

  • 桃は、たくさんの実をつけることから「百(もも)」の漢字からきているという説
  • 桃の実が赤いことから、「燃実(もえみ)」と呼ばれ、「桃(もも)」になったという説

桃の花の名前の由来には、上記のような説があります。