花言葉

蓮(ハス)の花言葉の意味・由来・誕生花

夏の盛りに水辺に美しい姿を表す蓮の花。全国津々浦々、色々なところに名所があるほど日本人に愛されている蓮の花に、花言葉が複数あることをご存知ですか?

プレゼントに蓮の花を選ぶのならば、花言葉と一緒に贈ってみてはいかがでしょう。

この記事では蓮の花言葉や、購入の際に気をつける点なども一緒にご紹介します。

蓮(ハス)の花の花言葉

では、蓮の花言葉について見ていきましょう。

蓮の花全般の花言葉 神聖・清らかな心・雄弁・離れゆく愛
白い蓮の花言葉 清純な心

蓮の花全般の花言葉

神聖・清らかな心・雄弁・離れゆく愛

「神聖」といった花言葉は、蓮の花が宗教と密接に関係していることを表しています。「清らかな心」は蓮の花が泥水の中で育ち花を咲かせることからきています。

白蓮の花言葉

清純な心

他の多くの白い花が持つ花言葉のように、純粋や無垢といった言葉を連想させる花言葉ですね。

八角蓮とその花言葉

八角蓮は葉が完全に開いた時に7裂から9裂になる特徴を持っています。花は葉の下に下向きで咲き、色は深い赤紫または白色をしています。

花言葉は「嫉妬」「愛の思い出」。蓮と名前は付いていますが、メギ科の多年草で蓮の仲間ではありません

蓮(ハス)の花と仏教

泥水の中で生まれ育ち清廉な花を咲かせる蓮は、仏教では智慧や慈悲の象徴として多くの場面で使われてきました。

また、生まれたばかりの釈迦が歩き出し、彼が地面につけた足跡から蓮の花が咲いた。という話があるように、仏教で蓮は「神聖」なものとされてきたことが伺えます。

オリジナルキャッチコピー

真っ暗な泥の中から現れる 汚れを知らない清らかな心

類似の花言葉を持つ花はこちら

4月/4月18日/7月/7月16日/7月3日/7月8日/8月/8月15日/9月/9月26日/「愛」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/仏壇やお墓参りのために準備したい花/白い花の花言葉/

蓮の花言葉に関する逸話『一蓮托生』

「一蓮托生」と聞くと最近ではあまりいい意味で使われることが少ないように思いますね。

仏教では死後に誰もが極楽浄土にある同じ蓮華の上に生まれ変わる。という意味を持っています。

このことが時を経て、今の時代に使われている「終局まで良くも悪くも運命を共にする」と変化したという説があります。

蓮の選び方、色ごとのポイント

仏花としてよく使われる蓮の花ですが、大きな蕾を持つその姿はどのような場面も美しく飾ってくれます。

蓮の花を贈り物としてプレゼントしたい時、花びらの色によって違う花言葉を念頭に選んでみてはいかがでしょう。

●白い蓮の花・・・「清純な心」という花言葉を持つ白い蓮は、大切な人への日頃の感謝を伝えるのにぴったりです。いつまでも清純な心であなたを思っていますという気持ちを込めて、花言葉と共にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

●ピンク色の蓮の花・・・ピンクの蓮の花言葉は「神聖」「清らかな心」。お仏壇やお墓まいりの際に捧げる花として最適です。いつでも清らかな心を忘れず、改めて故人に思いを馳せる花としての役割を十二分に果たしてくれるのではないでしょうか。

蓮の花を贈るときに気をつけたいこと

水面から美しい花を咲かせる蓮。大切な人へのプレゼントとして贈りたい時、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

蓮の花言葉は怖い?

蓮の花言葉の中に「離れゆく愛」というものがあります。これは元々、蓮の花が4日目には散ってしまい、その際花びらが一枚一枚散っていく様からつけられました。

贈り物としてプレゼントする時には、シチュエーションに応じて選ぶ必要がある花言葉ですね。

仏花として使われるケースが多い

仏教で極楽浄土を象徴する蓮は、一般的な贈り物の花というよりは仏花として使われることが多く、そのことから縁起が悪いという間違ったイメージを持つ人もいるようです。

そのために、祝いの席では敬遠されがちな花として聞いたことがある方もいるでしょう。

実際には蓮の花は縁起が悪いものでは全くなく、悪い意味を持つ花言葉もありません。

蓮の花と似ている花「睡蓮(スイレン)」の花言葉

睡蓮の花言葉は「信頼」「信仰」「清純な心」と、蓮と似ているようですが、その中に一つ「滅亡」という花言葉があります。

睡蓮の学名は「Nymphaea(ニンファー)」と言い、これは水辺に住む妖精「Nymph(ニンフ)」が由来とされています。

このニンフにまつわる神話が、「滅亡」という花言葉の由来となっているそうです。

蓮の花の購入時に留意したいこと

蓮の花を購入する際のポイントについて解説していきます。

取り扱っている時期

蓮の開花時期は7月から8月ですが、フラワーショップの店頭に並ぶのは7月から11月頃となります。

大型のフラワーショップなどでは見かけることもありますが、小さなお花屋さん等では取り扱いがないこともあるので注意が必要です。

購入の手順

花の取り扱いがない店舗もあるため、購入を考えている場合はお店に出向く前に連絡をして在庫の確認をしましょう。

どのような形で花を贈るのかをフラワーショップの店員の方に伝え、ラッピングに使用する包装紙やリボン、メッセージカードなどの素材を選びます。

最終的なお花のイメージがわかない場合は、店員の方に仕上がりの相談してみるとスムーズに選ぶことができますよ。

蓮の保管方法

蓮の花をプレゼントとしていただいた時、どのようにして保管するのが良いのでしょうか。

ブーケ(花束)やアレンジメントとして蓮をもらった場合

ブーケやアレンジメントとして蓮の花をいただいた場合は、まずラッピングされている包装紙などをすべて取り除きましょう。

蓮は茎の切り口の部分から水揚げすることができませんので、水揚げ用のポンプを使って茎の中に水を入れて水揚げします。

水揚げ用のポンプがない場合は、切り口の断面を上向きにしてシャワーヘッドで弱く水を出して、茎の中に水を入れます。この時泡が茎から出なくなるまで水を入れましょう。

茎に水が入ったら切断面部分を指で押さえて水が出て行かないようにし、あらかじめ水を入れておいた花瓶に活けます。

蓮の切り花は水揚げが難しく、花が持つ日数は約3日とされています。そのため蕾の状態で頂いた場合は必ず開花するとは限りません。

乾燥に弱いので、直接風の当たらない明るい場所に置きましょう。

 

蓮の特徴や花の名の由来

蓮の花の基本情報です。

蓮の基本情報

目・科・属 ヤマモガシ目・ハス科・ハス属
和名・洋名 ハス・Lotus
開花時期 7月〜9月
原産地 インド亜大陸とその周辺

参照 : Wikipedia ハス より

蓮の誕生花と名前の由来

蓮の花が誕生花とされている日がこちらです。

4月18日

7月3日、8日、16日

8月15日

9月26日の誕生花

出典 : Chills Laboratory

蓮の花の名前の由来

蓮は昔「はちす」と呼ばれており、蓮の花托(蓮台)の形が蜂の巣のように見えることからつけられたとされています。

「ハス」はその後「はちす」が訛ったものだということです。

中国では縁起物とされている蓮の花の意味

中国では縁起物とされ好んで贈られる花が幾つかありますが、その中の一つが蓮です。

泥の中で美しく咲くその姿から「俗人に染まらない君子の花」とされていて、何事にも動じない君子を表していることから「沈着」という花言葉を持っています。