花言葉

ポインセチアの花言葉の意味・由来・誕生花

冬を代表する鉢花といえば、やっぱりポインセチアですよね。クリスマスの時期になると、必ずと言っていいほど花屋さんに並ぶポインセチアは、ギフトやリース、寄せ植えなどのアレンジにも大活躍する植物です。

ここではポインセチアの素敵な花言葉や人気の品種、育て方、クリスマスとの関係性などを紹介します。これまで知らなかったポインセチアのトリビアをたくさん知ってください。

ポインセチアの花言葉

まずはポインセチア花言葉を紹介しましょう。

ポインセチアの花言葉

ポインセチア全体の花言葉 聖夜、幸運を祈る、祝福する、聖なる願い
赤いポインセチアの花言葉 私の心は燃えている
白いポインセチアの花言葉 慕われる人、あなたの祝福を祈る
ピンクのポインセチアの花言葉 思いやり、純潔

ポインセチアの赤い花びらに見える部分は、花ではなく葉です。葉色が赤・白・ピンクとあり、それぞれに花言葉がついています。本当の花は、葉の中心にある黄色い粒のようなもので、花びらはついていません。

まず、ポインセチア全体につけられた花言葉には「聖夜」「幸運を祈る」「祝福する」「聖なる願い」があります。どれもクリスマスをお祝いする言葉にちなんでいますね。では、各色の花言葉を見ていきましょう。

赤・白・ピンク。ポインセチアの色別花言葉

赤のポインセチアの花言葉は「私の心は燃えている」。燃えるような真っ赤なポインセチアにピッタリの花言葉です。

白のポインセチアの花言葉は「慕われる人」「あなたの祝福を祈ります」。そしてピンクの花言葉は「思いやり」「純潔」です。どちらも色からイメージされた花言葉のようです。

青いポインセチアの花言葉はある?

近年、青いポインセチアが市場に出回っています。しかし、これは新種ではなく、いポインセチアに特殊な方法で色が付けてあるだけです。従って青いポインセチアの花言葉は無く、白いポインセチアと同じものになります。

オリジナルキャッチコピー

クリスマスに祝福を。聖なる願いが届きますように。

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11月/11月18日/11月22日/11月29日/12月/12月22日/12月25日/12月29日/12月3日/12月4日/12月5日/12月9日/「幸せ」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/結婚式やセレモニーで使いたい花/赤い花の花言葉/

ポインセチアの花言葉に関する逸話「クリスマスとポインセチアの関係」

ポインセチアの別名は「ChristmasFlower(クリスマスフラワー)」です。なぜポインセチアとクリスマスには繋がりがあるのか、それにはこういう逸話が関係しているようです。

クリスマスカラーとポインセチアの花言葉

キリスト教では赤・緑・白・金の4色をクリスマスカラーとし、それぞれに意味を持たせています。

  • 赤…イエス・キリストが流した血の色
  • 緑…エバーグリーン(神への永遠の愛、永久の命)
  • 白…純潔
  • 金…高貴、希望

また、ポインセチアはクリスマスシーズンに最盛期を迎え、赤、白、緑の葉をきれいに色づかせます。そして全体の形は、夜空に輝く星(金色)のような形。まさにクリスマスにピッタリの花なのです。

ポインセチアがクリスマスフラワーと呼ばれるようになった背景にはこういった理由があり、クリスマスにちなんだ花言葉が付けられた由来となっています。

色別?人気種?ポインセチアを贈るときのポイント

大事なお友達に、かけがえのない家族に、大好きなパートナーに、ポインセチアをプレゼントしませんか?贈る相手ごとにおすすめのポインセチアを紹介します。

花言葉を添えて贈る場合

ポインセチアには色ごとの花言葉があります。この花言葉を利用して花色を選ぶのもおすすめです。

例えば、大好きなパートナーには赤のポインセチアを選び、「赤いポインセチアの花言葉は“私の心は燃えている”です。私はあなたに燃えるような愛を抱いています」といったメッセージを添えてみるのはいかがですか?

ポインセチア全体の花言葉「幸運を祈る」は、相手を選ばずに贈ることができるメッセージですし、白のポインセチアの花言葉「祝福を祈る」はお祝い事にピッタリです

ポインセチアだけに限らず、ほとんどの花には花言葉がついています。花を贈るときには花言葉を意識してみると、違った角度から花を選ぶことができますよ。

ゴールド、プリンセチア…人気品種を贈る

一見同じように見えるポインセチアですが、よくよく見ると実に様々な種類があるのが分かります。たくさんの品種の中から、贈りものにピッタリな品種を選んでみました。

  • ポインセチアゴールド…室温によってピンク~オレンジ~ゴールドと葉色を変える
  • プリンセチア…日本で生まれた改良品種。葉数が多く、たくさんの花が咲いているように見える
  • ウインターローズ…葉全体が丸く、名前の通りバラのように見える
  • ジェスターマーブル…葉がクリーム色で葉脈がピンク色

ポインセチアは毎年のように新しい品種が市場に出回ります。上記に挙げたほかにもたくさんの品種がありますので、興味がある方は調べてみてくださいね。

購入時にチェック!元気なポインセチアを選ぶ3つのポイント

ポインセチアを購入するとき、なるべくなら元気なものを選びたいですよね。ここでは「店頭でできる元気なポインセチアの見分け方」を紹介していきます。

ポイント1.鉢をチェック

多くのポインセチアはプラスチック製の鉢に植えられた状態で売られていますが、プラ鉢は通気性が悪く、乾燥気味の環境を好むポインセチアには過酷な状態です。

ポインセチアを選ぶ時には、プラ鉢ではなく焼き鉢に植えられているものを選ぶようにしましょう。

ポイント2.葉の色をチェック

ポインセチアを選ぶ時には、きれいに色づいているものを選ぶことも大事なポイント。店頭に並んでいるポインセチアは、すでに全盛期を迎えている状態であり、「これから徐々に色づいていく」なんていうことはありませんので要注意です。

ポイント3.ラッピングされていないものを選ぶ

きれいにラッピングされたポインセチアは、とても魅力的ですね。しかし、家に帰ってラッピングを取ったら、下の方の葉が弱っていた…ということもあるようです。

また、ラッピングをすることで通気性が悪くなり、葉や根が蒸れて弱ってしまうこともあり得ます。

最後のポイントは、ラッピングがされておらず葉全体の状態が見えるポインセチアを選ぶことです。3つのポイントを押さえ、元気なポインセチアを購入してください。

ポインセチアの育て方

ポインセチアを丈夫に育てるために知っておきたい「基本の育て方」を紹介します。

ポインセチアは耐寒性に弱い植物

ポインセチアは冬の植物として知られていますが、実は耐寒性は無く、寒さに弱いことはあまり知られていません。冬場は必ず室内の温かい場所で育ててください。

昼間は窓辺の光が届く場所に、夜は気温が下がる窓辺を避け室内の温かい場所に置いておきましょう。

ポインセチアの水やり

ポインセチアはやや乾燥気味の環境を好みます春から秋にかけての水やりは毎朝1回、冬場の水やりは土が乾いたら与える程度にしましょう。

プラスチック製の鉢(プラ鉢)ではなく、通気性の良い焼き鉢に移し替えた方が根の生育が良くなり、葉も元気に育ちしますよ。

ポインセチアは庭植え出来る?

前述したように、ポインセチアは寒さに弱い植物です。基本は鉢植え、冬場は室内で育てるようにしてください。

九州南部~沖縄など、比較的暖かい地域では庭植えも可能ですが、氷点下を下回ると枯れる恐れがあるので要注意です。

寿命?ポインセチアが枯れる原因

葉が茶色に変色したり、葉がパラパラと落ちてしまったり。ポインセチアが元気がなくなった時には、以下の3つをチェックしてみましょう。

  • 水の過不足…水をやり過ぎていませんか?不足していませんか?
  • 日光の不足…日光が足りないと光合成ができず、枯れてしまいます。
  • 室内の温度…ポインセチアは寒さに弱い植物です。暖かい場所で管理してください。

完全に枯れように見えても、根は生きていることがあります。まずは春まで待ってみましょう。それでも復活しなかった場合は、残念ですが諦めたほうが良さそうです。

新しい芽が出てきたら、5月以降に緩効性の肥料を与えましょう。冬まで持ち越せば、また色鮮やかな葉を出してくれますよ。

ポインセチアの特徴・名前の由来・誕生花

最後に、ポインセチアの特徴や基本情報、名前の由来や誕生花などを紹介します。

ポインセチアの特徴・基本情報

目・科・属 キントラノオ目・トウダイグサ科・トウダイグサ属
和名・洋名 ポインセチア、猩々木(ショウジョウボク)・poinsettia
開花時期 11月~3月
原産地 メキシコ、中南米

参照:Wikipedia ポインセチアより

ポインセチア、英語では?

ポインセチアの英名はPoinsettiaですが、ChristmasFlowerという愛称でも呼ばれています。

ポインセチアはいつの誕生花?

ポインセチアが誕生花として当てられている日にちは、11月18日、11月22日、11月29日、12月4日、12月5日12月9日、12月22日、12月25日です。

これとは別に、赤と白のポインセチアはそれぞれに誕生花が当てられています。

  • 赤のポインセチア…12月3日、12月25日
  • 白のポインセチア…11月18日、12月29日

ポインセチアの名前の由来は?

アメリカの初代駐メキシコ特使・Joel Roberts Poinsett(ジョエル・ロバーツ・ポインセット)氏がメキシコに駐在していた時、クリスマスシーズンに赤く咲くトウダイグサ科の植物を見つけました。

この植物をアメリカに持ち帰り、クリスマスの花として国内外に広めると、瞬く間にクリスマスの植物として定着。植物の名前は、ポインセット氏の名前からポインセチアと命名されました。