花言葉

無花果(イチジク)の花言葉の由来・意味・誕生花

生食、ドライフルーツ、ジャムやコンポートなど、様々な楽しみ方ができる無花果(イチジク)。

栄養価が高く、鉢植えでも実をつけやすいことから家庭菜園でも育てられることが多い人気の果樹です。

「花が無い果実」という漢字がついているように、無花果には花らしい花が咲かせません。しかし、心温まる素敵な花言葉がついているんですよ。

ここでは無花果の花言葉や由来、家庭で育てるためのポイントなどを紹介していきます。

無花果の花言葉

まずは、無花果の花言葉と、その由来から見ていきましょう。

無花果の花言葉と由来

無花果の花言葉 豊富、裕福、平安、飽和、子宝に恵まれる、多産、実りある恋

無花果は1つの木に多くの実を付けます。この生態が由来となり「豊富」「飽和」「子宝に恵まれる」「多産」「実りある恋」という花言葉が付けられました。

豊作な状態を表した花言葉が「裕福」「平安」。どの言葉も幸せに溢れていますね。

花が咲かないのに花言葉?

イチジクを漢字で表すと「無花果=花が無い果実」。花を咲かせないのに果実を実らせる、という意味があるようです。

実は普段私たちが口にしている果実、あの部分が無花果の花にあたります。

無花果の実の中は空洞になっており、その中に小さな花を密集して花を咲かせ、そのまま果実になります。果実のツブツブになっている部分が花の跡なんですよ。

無花果は実の中で花を咲かせ不思議な植物なのです。

オリジナルキャッチコピー

美しさを心に秘め 豊富に愛をもたらす果実

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花言葉に関する逸話「無花果の謂れ(いわれ)」

無花果の歴史は古く、紀元前2700年から栽培されていた記録が残っています。旧約聖書やギリシャ神話などにも度々登場し、たくさんの謂れや物語があるんですよ。

禁断の果実は無花果?アダムとイブ

禁断の果実を食べてしまい、楽園を追われたアダムとイブの話は有名ですよね。

果実を食べたことで羞恥心が生まれ、アダムとイブは裸でいることが恥ずかしくなり葉っぱで裸体を隠します。

この時に使われたのは無花果の葉であり、禁断の果実は無花果だったのではないかという説があるようです。

無花果を豊富に実らせた酒神・バッカス

ローマ神話にも無花果が登場しています。実の数が少なかった無花果をたわわに実らせる方法を思いついたのが酒神・バッカス

たくさんの実をつけるようになった様子から「豊富」「飽和」「子宝に恵まれる」「多産」という花言葉がついたともいわれています。

今でもバッカスを讃えるバッカス祭の神事では、無花果の木や実を首飾りや冠が使われているんですよ。

花言葉を添えてプレゼントに!無花果の人気品種

無花果の品種は非常に多く、その数は200種を超えるといわれています。その中から日本の気候でも育てやすい品種を紹介します。

花言葉を添えて、大事な人へプレゼントしてはいかがですか?

桝井ドーフィン

現在、日本で育てられている無花果のほとんどが桝井ドーフィンです。収穫期は夏~秋になります。実を付けやすく、収穫期が長いのが特徴です。

ブリジャソット

糖度が高く、甘みが強い品種・ブリジャソット収獲期は秋です。質の良い果実をつけますが、雨が多い時期は実をつけにくいのが難点です。

蓬莱柿(ホウライシ)

程よい甘みと酸味を併せ持った蓬莱柿(別名:日本いちじく)収獲は夏~秋で、実はやや小ぶりです。完熟すると実を割って知らせてくれます。

花言葉で選ぶ!果物のシンボルツリー

無花果の他にも、家庭菜園に向いている果樹はたくさんあります。どれを選ぶか迷った時には、花言葉で選んでみてはいかがですか?

花言葉は「名誉」林檎(りんご)

林檎(りんご)の花言葉は「名誉」。おすすめの品種は「アルプス乙女」です。実は小さめですが、家庭でも実がなりやすいことから年々人気が高まっています。

花言葉は「天下無敵」桃

昔から不老長寿の実、魔除け効果がある実という謂れがある。甘くてジューシーな果実が楽しめます。花言葉は「天下無敵」です。

花言葉は「実りある人生」ブルーベリー

生食でも製菓にも使用できる甘酸っぱい実が人気のブルーベリー。花言葉は「実りある人生」です。樹高が低く、家庭菜園で育てやすい果樹です。

花言葉は「情熱」レモン

鋭い酸味が魅力のレモン。花言葉は「情熱」です。国産レモンの需要が高まったことにより、自宅での栽培にチャレンジする人が急上昇している人気の果樹です。

花言葉は「上品」サクランボ

赤く小さな可愛らしい果実を楽しめるサクランボ、花言葉は「上品」です。食用としてはもちろん、実の観賞価値も高く根強い人気を誇っています。

無花果を購入する前に注意すべきポイント

無花果の苗木を購入する前に、まずは注意すべきポイントを抑えておきましょう。

庭植えは関東以西がおすすめ

無花果は温暖な気候を好みます。関東以西であれば庭植えが可能ですが、冬の寒さが厳しい地域では鉢植えでの栽培がおすすめです。

良い苗木の選び方

無花果の苗木を選ぶ時には、次のようなことを意識してみましょう。

  • 幹が太い
  • 真っ直ぐに伸びている
  • 根の本数が多い

苗木の状態が育てやすさを左右することがあります。なるべく元気で、生命力に溢れた苗木を選んでください。

無花果の育て方・水やり・収穫

無花果は比較的育てやすい果樹ですが、実を付けやすくするためにはいくつかのポイントがあります。

無花果の植え付け・庭植え編

植え付けは11月~2月、苗木の休眠期に行います。日当たりが良く、適度な水分量を保てる場所に腐葉土などを混ぜ込んで植え付けてください。

植え付け後は、水をたっぷり与えます。地上から50cm程度の高さで切り戻しをしてあげると枝振りが良くなりますよ。

6月と8月に1回、12月~1月に1回緩効性肥料果実専用の肥料をあげ、根や実の成長を促しましょう。

無花果の植え付け・鉢植え編

植え付けは11月~3月に行います。培養土は果物専用のものを、鉢は根を張りやすいよう深めのものを選びましょう。

植え付け後は地上から50cm程度の位置で切り戻し、水をたっぷりと与えてください。

冬は室内の日光が届く場所で、春~秋にかけ雨が当たらない日当たりの良い戸外で管理しましょう。

肥料は6月、10月~11月、1月~2月緩効性のものを与えてください。

無花果の水やり

無花果は乾燥に弱い傾向があります。庭植えで育てる場合も、雨が少ない時期には水やりを行ってください。

鉢植えの場合は、季節に応じた水やりが必要です。

  • 春と秋…1日に1回、朝に行う
  • 夏…1日に2回、朝と夕方に行う
  • 冬…3日~4日に1回、比較的暖かい日をの昼間に行う

無花果の特徴・名前の由来・誕生花

最後は無花果の基本情報です。誕生花や名前の由来、英語名などを紹介します。

無花果の基本情報・英語名

目・科・属 バラ目・クワ科・イチジク属
和名・英語名 無花果(イチジク)、蓬莱柿(ホウライシ)・Fig tree
収穫期 夏果は6~7月、秋果は8月~10月
原産地 アラビア半島南部、地中海沿岸

参照:Wikipedia イチジクより

無花果はいつの誕生花?

無花果が誕生花として当てられている日にちは、4月5日4月10日になります。

無花果の名前の由来

無花果の名前の由来には、諸説あるようです。

  • 昔は無花果の実は1日に1個熟すといわれており、「一熟(イチジュク)」から「イチジク」という名前になった説
  • 中国名「映日果(読み方:エイジツカ)」が変化して「イチジク」になった説