花言葉

スイートピーの花言葉の意味・由来・誕生花

「赤い~スイートピー」の歌でお馴染みのスイートピー。パステルカラーのひらひらした花弁がかわいくて魅力的な花ですよね。

花束やアレンジメントにしても、ボリュームが出て存在感があるので、プレゼントにもぴったりです!

そんなスイートピーの花は、ウェディングブーケや告白の時の花としてもふさわしい花言葉がついているんですよ。

今回は、スイートピーの全般・色別花言葉と由来、花束として贈るときの選び方や育て方をご紹介します。

スイートピーの花言葉(色別・全般)


それでは早速スイートピーの花全般と、色別花言葉をご紹介します。

スイートピーの花言葉「永遠の喜び」や「別れ」など

スイートピー全般の花言葉 別離、門出、優しい思い出、私を忘れないで、蝶のように飛躍する
海外での花言葉 departture(門出)、good-Bye(別れの言葉)、 tender memory(優しい思い出)、delicate pleasure(ほのかな喜び)、blissful pleasure(至福の喜び)
ピンクの花言葉 優美、繊細、恋(愛)の愉しみ
紫の花言葉 永遠の喜び
白色の花言葉 ほのかな喜び、デリケートな喜び、微妙
黄色の花言葉 判断する力、囁き

スイートピー全般や海外の花言葉は、共通しているものがあります。

全般が別離、門出、海外の花言葉でもdepartture(門出)、good-Bye(別れの言葉)などの「別れ」をイメージした花言葉がつけられています。

別れなどというと、ネガティブなイメージを持ってしまいますよね。

しかし、スイートピーにつけられている別れのイメージは、あくまで卒業式や転職など「新しい場所に旅立っていく=挑戦」というポジティブなイメージの花言葉として考えられます。

これは、スイートピーのひらひらとした花びらが、飛び立つ蝶のように見えることから、「旅立ち=別れ」をイメージした花言葉がつけられているからです。「蝶のように飛躍する」という花言葉もこの由来に繋がっています。

宿根スイートピーの花言葉「優しい思い出」

私たちが普段目にする、切り花として売られているスイートピーは一年草です。しかし開花が遅い6~8月に咲く宿根スイートピーもあります。花言葉は「優しい思い出」。

一年草のスイートピーの花弁がひらひらしているのに比べて、宿根スイートピーはしっかりした花弁で胡蝶蘭を小さくしたような形をしています。夏に咲くスイートピーなのでサマースイートピーと呼ばれています。

ピンクのスイートピーの花言葉「優美」

ピンクのスイートピーの「優美」という花言葉は、妖精が舞っているように見えるスイートピーの花の形からつけられました。淡いピンクのスイートピーは、まさに女性の恋心や愛情深さを表わしていますよね。

白いスイートピーの花言葉「ほのかな喜び」

白いスイートピーはウェディングブーケとして大変人気のある花です。純白の清楚なイメージは、これから結婚しようという女性のほのかな喜びを表わしているようですね。

真っ白で儚げな花ですが、告白の時の花としてもぴったりなのでぜひ贈ってみたいものですね。

歌で有名な「赤いスイートピー」は存在しなかった!?

誰もが知っている女性歌手の歌で有名な「赤いスイートピ-」。切ない別れの歌なので、女性であれば一度は口ずさんだ経験があるのではないでしょうか。

しかし、驚くことにその当時赤い色のスイートピーは存在していませんでした。歌がヒットしたことがきっかけで、18年もの歳月をかけて本当に「赤いスイートピー」が誕生しました。

そのためなのか、赤いスイートピーの花言葉も見つかりませんでした。

オリジナルキャッチコピー

ひらひらと舞い立つ蝶は 新たな挑戦への架け橋

類似の花言葉を持つ花はこちら

12月/12月19日/12月28日/1月/1月4日/2月/2月13日/2月15日/2月8日/3月/3月15日/3月20日/3月26日/3月2日/3月30日/3月9日/4月/4月21日/4月26日/4月8日/5月/5月9日/6月/6月5日/6月9日/「別れ」を意味する花言葉を持つ花/「希望」を意味する花言葉を持つ花/「恋」を意味する花言葉を持つ花/「愛」を意味する花言葉を持つ花/「永遠」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/プロポーズの時に用意したい花/卒業式に贈りたい花/同窓会や送別会、お別れの際に贈りたい花/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/

スイートピーの花言葉に関する逸話


スイートピーが世界中に愛される花となったきっかけは、ある王朝を象徴する花として知れ渡ったからです。

イギリスのエドワード7世の妻であるアレクサンドラ王妃は、こよなくスイートピーを好んでいたといわれていて、祝いの場やドレスにもスイートピーを飾っていました。

そんな王妃の夫であるエドワード7世は浮気癖があり、頻繁に愛人が出来ていたことが知られています。

イングランドのエリザベートとも呼ばれる、美貌を持つアレクサンドラ王妃の、エドワード7世への心情が「私を忘れないで」という花言葉の由来となっています。

「愛」を表わす花たちの花言葉を3つ紹介


ピンクのスイートピーの花言葉「恋(愛)の愉しみ」や白いスイートピーの花言葉「ほのかな喜び」など、スイートピーは「ウェディングブーケや告白の花」として人気があります。

同様に、告白するときや愛を伝えるのにぴったりな花は他にもあるんですよ。ここではチューリップ、バラ、ガーベラの花言葉をご紹介します。

チューリップの花言葉「愛の告白」「誠実な愛」など

春先に可愛らしい花を咲かせる赤やピンクのチューリップには、「愛の告白」や「誠実な愛」など、そのままズバリの花言葉がつけられています。

ただし、白や黄色のチューリップには「望みのない恋」や「失われた愛」などのネガティブな花言葉がつけられているので注意が必要です。告白の際はしっかり花言葉を添えて贈ってくださいね。

バラの花言葉「あなたを愛しています」「愛情」など

真っ赤なバラはプレゼントにぴったりですよね。花言葉も「あなたを愛しています」や「愛情」といった情熱的な言葉がつけられています。

また白いバラには「あなたにふさわしい」「純潔」といった、告白の時に使いたい花言葉がつけられているのでぜひ活用したいものですね。

ガーベラの花言葉「究極愛」など

ガーベラには、情熱的に愛する気持ちを伝えるのにぴったりな「究極愛」という花言葉がつけられています。

その他、「希望」や「前進」など前向きな花言葉もあるので、これもスイートピーと共通して、これから新たに旅立っていく人へのプレゼントにぴったりですね。

スイートピーの花束を贈ろう!選び方と育て方


スイートピーを贈るときは花束がおすすめです。ふわふわとした花弁も魅力的ですし、パステルカラーは幸せを運んでくれそうですよね。

せっかく贈るなら市販の花束を買うのではなく、自分で作ってみませんか?自分で育てたスイートピーを花束にしても素敵です。ここではスイートピーの選び方と育て方をご紹介します。

新鮮なスイートピーの選び方

スイートピーの花は下から順に花が咲いていく無限花序(むげんかじょ)という咲き方をします。そのため、新鮮なスイートピーを選ぶ時は、先端がまだつぼみのものを選ぶといいでしょう。

スイートピーの育て方

スイートピーは春、夏、冬咲きと3つの品種があります。一般的に育てやすいといわれているのは春咲きや夏咲きのスイートピーです。用土や種まき、肥料、水やりの方法を見ていくことにしましょう。

スイートピーの用土、種まき

市販の培養土か赤玉土小粒8:腐葉土2の割合で配合した土を用意しましょう。

種まき時期は春咲きで9~10月中旬、夏咲きで10~11月下旬となります。発芽温度は15~20度で、種は傷をつけて一晩水につけておくと発芽しやすくなります。

水を吸って膨らんだ種だけを株間20cm間隔になるようにまきます。深さは2~3cm位で十分です。

スイートピーの肥料・水やり

苗を植え付けるときに緩効性肥料を元肥とし、その後は花がつき始めたら1週間に1度程度液体肥料を与えましょう。

土の表面が乾いてからたっぷり水やりをします。春咲になってツルが伸びてくるほど成長すると、水切れしやすいので乾燥には十分注意してください。

スイートピーの花をきれいに咲かせるコツ

草丈が20cmほどに成長したらわき芽を伸ばす作業をします。上の5~6節を摘心するとボリューム感のある株に育ちます。

マメ科の植物はツルが伸びてきますので、誘引してあげることできれいに巻き付いて倒れにくい株になります。

スイートピーの花は下から順にしおれていくので、適宜摘み取ることで長くきれいな花を咲かせることが出来ます。

 

 

スイートピーの特徴や誕生花・名前の意味・由来


それでは最後に、スイートピーの基本情報や誕生花、花の名前の意味や由来をご紹介します。

スイートピーの基本情報

目・科・属 マメ目・マメ科・レンリソウ属
和名(別名) 麝香豌豆(ジャコウエンドウ)香豌豆(カオリエンドウ)麝香連理草(ジャコウレンリソウ)
洋名 Sweet pea
開花時期 4月~5月
原産地 イタリアシシリー島

参考:Wikipedia:スイートピーより

スイートピーが誕生花となっているのはいつ?

スイートピーが誕生花として当てられている日にちは、1月14日、2月8日、2月13日、2月15日、3月2日、3月9日、3月15日、3月20日、3月26日、3月30日、4月8日、4月21日、 4月26日、5月9日、6月5日、6月9日、 12月19日、12月28日です。

スイートピーの名前の由来(英名)

スイートピーの英名は「Sweet pea」となります。Sweetは「甘い」peaは「豆」という意味があり、スイートピーの花が甘い香りを放つことから由来しています。

麝香連理草(ジャコウレンリソウ)の名前の由来は?

スイートピーの和名や別名には、麝香豌豆(ジャコウエンドウ)、麝香連理草(ジャコウレンリソウ)という名前がつけられています。

なぜ「麝香(ジャコウ)」という文字がついているのかというと、スイートピーの甘い香りが麝香の香りに似ていることが関係しています。

麝香連理草という別名の由来は、スイートピーの属名レンリソウ属から来ています。また連理草の葉は左右対称に向かい合っていることから、男女の愛情深い関係に例えてその名がつけられています。