花言葉

コデマリの花言葉の意味・由来・誕生花

春の訪れを告げてくれる、純白でゴージャスな花が特徴のコデマリ(小手毬)。庭木にするとシンボルツリーとなり、お庭を華やかに彩ってくれますよね。

コデマリには、小さな花が集まって大きな花を作っていることに由来している素敵な花言葉が多いんですよ。そのため、誕生日や記念日などのプレゼントにぴったりです。

今回は、コデマリの花言葉や由来、似た花をいくつかご紹介し、切り花としても使える育て方を詳しく解説していきます。

コデマリ(小手毬)の花言葉


それでは早速コデマリの花言葉をご紹介します。

コデマリの花言葉(いくじなしなど)

コデマリの花言葉 優雅、上品、優しい心、気立ての良い、幼心、友情、努力する、いくじなし

春先に真っ白な花を咲かせるコデマリの花言葉は「優雅」「上品」「優しい心」「気立ての良い」など純白の花のイメージそのままの花言葉がつけられています。

これはコデマリの花が丸く集まって咲くことから、その花姿に優雅で上品さが溢れていることに由来しています。

このような上品な花言葉とは逆に「いくじなし」などネガティブな花言葉もつけられているのが気になります。しかし、これには特別な意味は存在しませんでした。

オリジナルキャッチコピー

小花が集まり手を繋ぐ 揺るぎない絆と優雅な姿

類似の花言葉を持つ花はこちら

1月/1月15日/2月/2月10日/3月/3月20日/3月31日/4月/4月13日/4月15日/4月19日/4月22日/4月24日/4月2日/4月8日/6月/6月21日/「優しさ」を意味する花言葉を持つ花/「努力」を意味する花言葉を持つ花/「友情」を意味する花言葉を持つ花/友人の日頃のプレゼントに贈りたい花/庭に植えたい木/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/

コデマリの花言葉に関する逸話「固い絆」


コデマリの花は純白の小さな毬のような花が連なって咲くので、とてもゴージャスに見える花ですよね。その姿から優雅な花言葉がつけられています。

その他にも「友情」という花言葉があります。これは、コデマリの花が小さな花の集合体であることに関連しています。

小さな花が寄り添って大きな手毬のような姿に見えることから、共に手を取り合って固い絆に結ばれているという意味で、「友情」という花言葉がつけられました。

コデマリと似ている花


春先に咲く真っ白な花でコデマリに似ている花があります。それがオオデマリ(大手毬)とユキヤナギ(雪柳)です。それぞれの花言葉と違いをご紹介します。

オオデマリ(大手毬)の花言葉

オオデマリの花言葉は「華やかな恋」「天国」「優雅なたしなみ」「私は誓います」といったように、コデマリとよく似ています。オオデマリの花もコデマリと同じく、小さな花が集まって大きな手毬のような形になります。

ただし、コデマリがバラ科、開花時期が4月~5月なのに対して、大手毬はスイカズラ科、4月~6月に紫陽花のような花を咲かせます。

ユキヤナギの花言葉

ユキヤナギの花言葉は「愛情」「愛らしさ」「懸念」「静かな思い」「気まま」です。ユキヤナギの花もコデマリと同じく小さな花が集まって咲く花です。その可愛らしい姿から、愛らしさなどの花言葉がつけられたのでしょう。

コデマリとユキヤナギの科・属はバラ科シモツケ属と同じです。咲く時期はコデマリより若干早く3月~5月となっていますが、ユキヤナギは枝全体を覆うように白い小さな花を咲かせるので、花姿はコデマリとは違います。

コデマリ(庭木)の育て方


コデマリは春の花ですが、庭木として育てると秋には紅葉してとても美しいです。枝を切って活けたりプレゼントしたり出来るので、ぜひ自分で育ててみましょう。

コデマリの苗木の植え方

コデマリの苗は、小さなものであれば鉢植えでも育てられます。植える時期は9~10月か2~3月がいいでしょう。

市販の花木用培養土か、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で配合した土に植えます。地植えの場合は堆肥を混ぜておきます。

コデマリの肥料・水やり

コデマリの肥料は花の咲く前と終わり頃緩効性化成肥料か、油かすなどを与えておきます。

乾燥に弱いので、水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。地植えの場合は、根付くまでの間以外には特に水やりの必要はありません。

コデマリの病害虫は?

風通しの悪い場所だとうどんこ病が発生しやすいです。うどんこ病は葉に白い粉のような斑点が現れるのが特徴です。

また、春咲に花芽がついてくる頃になるとアブラムシが発生しやすいので注意しましょう。アブラムシは新芽や花を食べつくしてしまいます。病害虫が発生してしまったら、速やかに薬剤をまいて駆除してください。

コデマリの挿し木のやり方

コデマリは挿し木で簡単に増やせます。3月になったら前年に伸びた枝から10cmほどを切り取り切り口を水に浸けます。

このとき鋭利なナイフなどを使って、切り口が粗くならないようにしてください。切り口が粗いと水分や養分を上手に吸い上げられません。その後に切り口に発根促進剤を塗り赤玉土小粒などに挿します。

コデマリの花は冬に枯れる?

コデマリは落葉低木なので、秋には紅葉して美しいですが冬になると枯れてしまいます。しかし寒さには強いので特別な対策は必要ありません。

コデマリを育てる上でのポイント

  • 日当たりと風通しの良い場所で育てること
  • 剪定は花の終わる5~6月にする(遅いと花芽を切り落としてしまうため)

コデマリの花の購入時に留意したいこと


コデマリの切り花を購入する際に気をつけたいことをご紹介します。

コデマリの切り花の取り扱い時期

コデマリの出回り時期は1~4月で最盛期は3月になります。切り花の日持ちは1週間から10日くらいで、正しい水揚げ方法をすると長持ちします。

コデマリの水揚げ方法は?

お花は適切な方法で水揚げすると長持ちします。一般的には水の中で茎を切る「水切り」がポピュラーですが、コデマリに限らず枝物の場合は、「茎を砕く水揚げ方法」が適しています。

やり方は簡単でハンマーなどを使って茎を叩いて砕くだけです。これを花瓶に活けてあげると通常より長持ちしますよ。

コデマリの花の取り扱い注意点

コデマリの花は終わるとはらはらと散ってしまいますので、飾る場所には注意してください。また、日当たりの良い窓辺よりは少し日陰に置く方が花が長持ちします。

コデマリの花束をアレンジ

コデマリの花は小さな花が集まって大きな手毬のような形を作っているので、コデマリだけをまとめて花束にしてもゴージャスに仕上がります。

しかし、プレゼントするのに白一色だと少し寂しい感じがしますので、コデマリと同様に春に咲くチューリップや菜の花などの明るい色と合わせるとおしゃれな花束になりますよ。

コデマリの特徴や誕生花、名前の意味・由来


それでは最後に、コデマリの基本情報や誕生花、名前の意味、由来をご紹介します。

コデマリの基本情報

目・科・属 バラ目・バラ科・シモツケ属
和名・洋名 小手毬、手毬花、団子花、鈴懸・Reeves spirea
開花時期 4月~5月
原産地 中国

参考:Wikipedia:コデマリより

コデマリが誕生花となっているのはいつ?

コデマリが誕生花として当てられている日にちは、1月15日、2月10日、3月20日、3月31日、4月2日、4月8日、4月13日、4月15日、4月19日、4月22日、4月24日、6月21日です。

コデマリの名前の意味・由来(日本語・英語)

コデマリの日本名「小手毬」は、小さな花が丸く集まってまるで「手毬」のように見えることに由来しています。その他、団子花や手毬花という名前も同様の意味があります。

その他、小手毬の丸い花を作っている一つ一つの花が小さな鈴のように見えることから「鈴懸(スズカケ)」という別名もあります。

英語名「Reeves spirea」の「spirea」はギリシャ語で「螺旋(らせん)・輪」という意味があります。これは小手毬の枝が螺旋状に並んでいることに由来します。