花言葉

ユキヤナギ(雪柳)の花言葉の意味・由来・誕生花

ユキヤナギ(雪柳)は、春になると真っ白な花を枝一面に咲かせる華やかな花木です。お庭に植えてあると、とても見栄えがするのでシンボルツリーにぴったり!

白く小さな可愛らしい花にちなんだ、素敵な花言葉がつけられているユキヤナギは、女性へのプレゼントにおすすめです。

今回は、ユキヤナギの花言葉の由来や名前の意味、風水的にどの方角に植えたらいいのかなどをご紹介します。

ユキヤナギの花言葉


それでは早速ユキヤナギの花言葉をご紹介します。

女性に贈りたい!ユキヤナギの花言葉

ユキヤナギの花言葉 愛らしさ、愛嬌、殊勝、賢明、静かな思い、気まま

雪柳の花言葉は「愛らしさ」「愛嬌」「殊勝」など、女性にプレゼントしたら喜ばれそうな素敵な花言葉がついていますね。

ユキヤナギはその名の通り白い花を一面に咲かせますが、最近ではピンクが混ざった種類なども出回っています。「愛らしさ」「愛嬌」という花言葉はピンクのユキヤナギにぴったりですね。

特に「殊勝」という言葉は健気な様子を意味するので、いつも努力して頑張っている女性や友達に贈ると良さそうです。

ユキヤナギの季語は?

ユキヤナギはその風流な姿からか、俳句に詠まれることの多い花です。季語は「春」で、雪柳の他にも、小米花、小米桜、えくぼ花、噴雪花などの言葉が使われるんですよ。

■ユキヤナギを使った俳句■

  • 雪柳いま満開の重さかな(田中一生)
  • 雪柳清め塩ほど返り咲き(朝倉和江)
  • 返り咲く小米花あり門の春(松本たかし)
  • 雪やなぎ海竜王寺風もなし(百合山羽公)

オリジナルキャッチコピー

しなやかな枝に舞い散る雪のよう 白い小花は降り注ぐ

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ユキヤナギの花言葉に関する逸話「静かな思い」


ユキヤナギの花言葉は、花姿にぴったりな可愛らしいものが多いですが、「静かな思い」「気まま」といった、ちょっと気になる花言葉もあります。

ユキヤナギの枝は、柳のように良くしなりとてもしなやかな姿をしています。

しなやかな枝が静かに揺れる様子や、あちこちに自由に伸びる枝ぶりから、「静かな思い」「気まま」という花言葉がつけられました。

ユキヤナギをシンボルツリーに!風水を利用した植え方


ユキヤナギは風水の面から見ても素敵な効果が期待できます。ユキヤナギのような白い花は、人間関係や親子関係をよくするといわれ、穢れを払い、空間を浄化する効果があると考えられています。

また、ユキヤナギをシンボルツリーとするならば北側に植えるのがおすすめです。北側には鬼門と呼ばれる運気を下げる方角があり、白い花を植えると良いとされています。

白い花はどの方向に植えても相性が良いですが、浄化する作用は鬼門に植えるのが吉。ユキヤナギの浄化するパワーを上手に利用しましょう。

ユキヤナギに似た花はなにがある?


春に咲く真っ白な花でユキヤナギに似た花があります。それがコデマリ(小手毬)とシジミバナ(蜆花)です。それぞれご紹介します。

コデマリ(小手毬)

ユキヤナギもコデマリも、咲く時期が4~5月ととても近いです。花言葉は「優雅」「友情」「努力」などです。

違うのはその咲き方で、コデマリは小さな花が手毬のようにまとまって咲くのに対して、ユキヤナギは一つの枝を覆い尽くすように咲きます。

シジミバナ(蜆花)

シジミバナはその名の通りシジミによく似ており、ユキヤナギが一重の花なのに対して、シジミバナは八重咲きです。花言葉は「未来への期待」「控えめで可愛らしい」です。

咲く時期も違い、ユキヤナギの花が終わった後にシジミバナが咲きます。花が咲くと真ん中がへこむことから「えくぼ花」とも呼ばれています。

葉の色もきれい!ユキヤナギの種類


ユキヤナギは白い花のイメージがありますが、中にはピンクが混ざった種類などもあります。ここでは3つの種類をご紹介します。

黄金ユキヤナギ

黄金の名の通り黄色かかった色の葉を持つユキヤナギです。

通常のユキヤナギは秋になると落葉してしまいますが、黄金ユキヤナギは秋は紅葉するので花と葉、二度楽しめます。

紅花ユキヤナギ

ピンク色のユキヤナギです。蕾の状態だと濃いピンク、花が開くと外側がピンクに染まるかわいらしいユキヤナギです。

桃色ユキヤナギやフジノピンクとも呼ばれています。

蒲田早生

生け花用に品種改良されたユキヤナギです。枝振りは小さいですが大きな花をたくさんつけるので見栄えもいいです。

流れるように咲くのが美しいですね。

ユキヤナギを記念樹として育てよう!


ユキヤナギはとても小さな苗を植えるだけで、あっという間に大きく成長します。「愛らしさ」「愛嬌」という花言葉を活かして、お子さまの成長の記念に植えてみてもいいですね。

ユキヤナギの苗植えの時期

ユキヤナギの苗は10~11月下旬か2~3月下旬頃に植えましょう。水はけの良い土を使い、掘った穴には腐葉土を混ぜ込みます。日当たりの良い場所で育てましょう。

ユキヤナギを生垣にするには?

とても丈夫な花木なので、放っておいても大きく育つユキヤナギ。生垣に仕立てたら素敵ですよね。生垣にしたい場合は花が終わった後がいいでしょう。

通常の生垣のように丸や四角に剪定するのではなく、勢いの良い枝などを根元から抜きます。決して葉先を切らないようにしてください。

ユキヤナギの冬越しは?

ユキヤナギは耐寒性に優れていて丈夫な性質です。冬は葉が落ちてしまいますが翌年にはどんどん新芽が出てきて、綺麗な花を咲かせてくれます。特別な対策は必要ありません。

ユキヤナギの花束の購入時に留意したいこと


ユキヤナギは枝振りの美しさから、チューリップやバラと合わせて花束にすると素敵ですね。

水揚げも良い切り花ですが、小さな花はすぐに散ってしまうので、贈るときには注意が必要です。出来るだけ蕾の多いものを選ぶといいでしょう。

ユキヤナギの特徴や誕生花、名前の意味・由来


それでは最後に、ユキヤナギの基本情報や誕生花、名前の意味、由来をご紹介します。

ユキヤナギの基本情報

目・科・属 バラ目・バラ科・シモツケ属
和名・洋名 雪柳、小米花、小米柳、Thunberg’s meadowsweet
開花時期 3月~5月
原産地 日本、中国

参考:Wikipedia:ユキヤナギより

ユキヤナギが誕生花となっているのはいつ?

ユキヤナギが誕生花として当てられている日にちは、1月8日、1月19日、1月21日、2月22日、2月26日、2月27日、3月7日、3月11日、3月18日、3月29日、4月1日、11月19日です。

ユキヤナギの名前の由来(日本語・英語)

ユキヤナギという名前は漢字で「雪柳」と書きます。これは細い柳のような枝にまるで雪が降り積もったように真っ白な小花を咲かせる姿に由来しています。

その他の和名(別名)「小米花」「小米柳」も似たような意味があり、小さな白い花がお米のように見えることからつけられています。

ユキヤナギの学名は「Spiraea thunbergii」といいます。「Spiraea」という言葉はギリシャ語で「螺旋(らせん)・輪」という意味があります。

これは、ユキヤナギの枝が「良くしなる」ことで花冠を作りやすいことに由来しています。

また、英語名の「Thunberg’s meadowsweet」は、スウェーデンの植物学者カール・ツンベルクから名付けられたとされています。「meadowsweet」は属名のシモツケという意味です。