花言葉

福寿草(フクジュソウ)の花言葉の意味・由来・誕生花

福寿草

縁起の良い名前を持つ福寿草には「幸福」「祝福」「回想」「思い出」など、たくさんの良い花言葉があるのですが、もう一つ、「悲しき思い出」があるのをご存知ですか?

プレゼントに福寿草をチョイスしたいなら、メッセージに花言葉も一緒に添えてみてはいかがでしょうか。

この記事では福寿草の花言葉だけでなく、福寿草の特徴や管理のポイント、逸話なども併せてご紹介していきます。

福寿草の花言葉

福寿草

「幸福」「祝福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」「悲しき思い出」

オリジナルキャッチコピー

太陽に「こんにちは」と挨拶できる子、福寿草

福寿草は陽が当たると真っ黄色の可愛い花を、まるで太陽に挨拶するかのように上に向けて咲きます。まるで、「春が来たよ!」と告げているようです。

福寿草の花を「黄色の小さなパラボラアンテナのようだ」と形容した人がいますが、言い当てています。

同じように幸福を表す花言葉はこちら

福寿草

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福寿草の逸話 アドニスと赤い福寿草

福寿草

福寿草の「悲しき思い出」の花言葉は、ギリシャ神話の一つが由来とされています。福寿草の学名「アドニス」の由来にもなっています。

その神話は、愛と美の女神アフロディーテと美少年アドニスのお話です。ある日アドニスは森へ狩りに出かけましたが、運悪くイノシシを打ち損ねてしまいました。

イノシシの鋭い牙に襲われたアドニスは真っ赤な血を流して死んでしまいます。それを知ったアフロディーテはたいそう悲しみます。

するとアドニスの流した血から、真っ赤な花が咲いたといいます。アフロディーテはアドニスへの愛を込めて、その花に「Adonis(アドニス)」と名付けました

これには裏話があり、美の女神・アフロディテには愛人・軍神マルスがいて、彼はアドニスに嫉妬します。イノシシの牙はマルスの化身だったのです。

福寿草とアネモネの花言葉、ギリシャ神話がルーツ!

実はアネモネの花言葉の一つに「嫉妬のための無実の犠牲」というのがあり、福寿草の花言葉と全く同じギリシャ神話、「マルスの嫉妬が生んだアドニス、イノシシ事件」からの逸話がルーツです。

日本での福寿草は一般的に黄色とされていますが、ギリシャ神話に出てくる福寿草は真っ赤なのですね。実際には花色は黄色、オレンジです。

福寿草の選び方、根のチェックがポイント!

福寿草の苗を買う時の注意点をお伝えしましょう。本来は根が大きいのですが、販売苗は意外に根が切られているものが多くあります。

苗選びはその後の成長に差が出るので、鉢植えなら、なるべく芽のしっかりした大きめの株、地掘り苗なら根がたくさんある株を選ぶと成長がよいでしょう。

花言葉を添えよう!福寿草の上手な渡し方と時期

福寿草

福寿草をプレゼントする時は、花言葉を添えましょう!

ロマンティックに福寿草を渡すためのコツ

できれば、年内に苗を買い求めて、寄せ植えにして差し上げると喜ばれるのではないでしょうか?

成長を観察しながら、また送り主を思いながら開花を待つひとときは、とても楽しいものです。

花言葉を相手にうまく伝えるポイント

数ある福寿草の花言葉、「幸福」「祝福」「幸せを招く」「永久の幸福」「回想」「思い出」「悲しき思い出」からどれか一つを選びましょう。

そして、送る相手のことを考えながらメッセージを書いてみることをおすすめします。例えば「来る年も、福寿草があなたに幸福をもたらしてくれますように!」と。

福寿草の購入時、チャンスは逃すな!

福寿草

取り扱っている時期・場所

園芸店だけでなく、12月の夜店などで地掘り苗が売られています。時期を逃さないよう、注意しておきましょう。

福寿草の育て方や管理方法、日なたが大好き

福寿草

福寿草は落葉樹林の下や、明るい木もれ日が大好きです。樹木の下の日当たり側か、落葉樹と落葉樹の間に植え込むと自然に繁殖し、春に先駆けて美しい花を咲かせてくれます。

植えっぱなしでもよく育ってくれ、2月頃になると、毎年、咲いてくれます。鮮やかな黄色の美しさに、はっと驚きます。

鉢植えの場合は、芽出しから開花までは午前中日の当たる場所で管理してください。そのあとは、明るい日陰や、木もれ日の下に置きます。

庭植えの場合は、是非、群生させてみてください。圧巻です。開花時期は日当たりの良い場所で、できるだけ日に当てて育てましょう。

 

福寿草の特徴・名の由来、伝説の赤い福寿草?

福寿草

次に福寿草が持つ特徴や、種類、花の名前の由来をご紹介しましょう。

福寿草について(特徴・種類)

草丈は10cm-30cm、早春に地面からにょっきりと花茎を出して、その先端に直径3cmほどの丸い花を1~数輪、真上に向けて咲きます。

花はゆるいお椀型になっています。これは、日射しを中心部分に集めて空気を温め、受粉をしてくれる虫を誘ったり、虫の動きを活発にしたりする役割があるのではないかと言われています。

福寿草の花は光や温度に敏感に反応し、昼間でも日光がさえぎられると直ぐに花がしぼみ、再び日光があたると開花します。

福寿草の種類には「福寿海(フクジュカイ)」「秩父紅(チチブベニ)」「ミチノクフクジュソウ」「撫子(ナデシコ)」、「白寿(ハクジュ)」などがあります。

基本情報(開花の季節)

目・科・属 キンポウゲ目 キンポウゲ科 フクジュソウ属
和名/洋名/学名 フクジュソウ(福寿草)/Far East Amur adonis/Adonis ramosa
開花の季節 2~3月頃
原産地 シベリア、日本、中国、朝鮮半島

                                    参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/フクジュソウ より

誕生花

1月1日、1月3日、1月4日、1月12日、2月26日、4月6日の誕生花です。

名前の由来

名前の由来は、幸福の「福」、長寿の「寿」を合わせて「福寿草」となりました。旧暦の元旦の頃に咲いていたことから、江戸時代初期から新年を祝う花として、床飾りに用いられていたのですね。「古典園芸植物」の一つになっています。

赤い福寿草? amur adonis 読み方は?

福寿草の洋名、amur adonis はアムール アドニスと読みます。なんだか、甘い響き!愛するアドニスという意味です。

前章でお伝えしたように、ギリシャ神話の美少年アドニスの逸話に由来しています。実際には赤い福寿草はありません。英名は Pheasant’s eye, Amur adonis。Amur adonisです。