花言葉

百日草(ジニア)の花言葉の由来・意味・誕生花

100日もの間、次から次へと新しい花を咲かせる百日草(ジニア)。観賞期間が長いだけでなく、大輪咲きや小輪咲き、背が高くなるものや矮性種など、様々な種類があることからガーデニングに大変重宝されています。

カラーバリエーションも豊富で、どれも見る人を元気にしてくれるカラフルな色ばかり。それなのに、百日草の花言葉に切ない言葉が並んでいることを知っていますか?

ここでは百日草の切ない花言葉とその由来、花の咲き方や人気の品種、育て方まで、百日草の魅力をたっぷりお届けします。

百日草(ジニア)の花言葉

それではさっそく、百日草の花言葉を見ていきましょう。

切ない言葉が並ぶ百日草(ジニア)の花言葉

百日草の花言葉 別れた友への想い、遠い友を思う、不在の友を思う、亡き友を偲ぶ、古き良き時代、いつまでも変わらぬ心、絆、幸福、注意を怠るな

百日草の花言葉は、「別れた友への想い」「遠い友を思う」「不在の友を思う」「古き良き時代」「いつまでも変わらぬ心」「絆」「幸福」「注意を怠るな」

鮮やかな花を咲かせる百日草ですが、花言葉は切ない言葉が目立ちますね。これは、長い間咲き続ける姿が「誰かを待っているように見える」ことが由来です。

また、長期間だからこそ最後まで気を抜かずに咲き続けなければならないという気持ちが「注意を怠るな」という花言葉に繋がっています。

百日草(ジニア)はどんな花?色別の花言葉はある?

百日草は、春から秋にかけて次から次へと花を咲かせる一年草です。観賞期間の長さから「百日草」と名付けられましたが、実際は半年(180日)程度開花が楽しめます。

カラーバリエーションはとても多く、赤やピンク、オレンジや黄色、白や緑、複色など様々。色ごとの花言葉は決まっておらず、全ての色が上記と同じ花言葉になります。

オリジナルキャッチコピー

この場所で友を想い この場所で友を待つ 

 気付かれるよう鮮やかな色彩を添えて

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10月/10月27日/10月3日/12月/12月22日/12月29日/5月/5月4日/7月/7月17日/7月26日/7月4日/8月/8月4日/8月6日/9月/9月7日/「会いたい」意味がある花言葉を持つ花/「別れ」を意味する花言葉を持つ花/「友情」を意味する花言葉を持つ花/「友達」を意味する花言葉を持つ花/「幸せ」を意味する花言葉を持つ花/オレンジの花の花言葉/ガーデニングに使いたい花/ピンク色の花言葉/仏壇やお墓参りのために準備したい花/友人の日頃のプレゼントに贈りたい花/同窓会や送別会、お別れの際に贈りたい花/白い花の花言葉/結婚式やセレモニーで使いたい花/緑色の花の花言葉/誕生日のお祝いにピッタリな花/赤い花の花言葉/

花言葉に関する逸話「幸福を招く花、百日草」

今でこそガーデニングの素材として大人気の百日草ですが、少し前まではお墓や仏壇に供える仏花として使われていました。

お盆の時期に開花することや花持ちが良いこと、菊に似た雰囲気を持っていることなどが理由のようですが、偶然にも花言葉に通ずる使い方をされていたようです。

ブラジルでは「百日草=幸福を招く花」

一方ブラジルでは「百日草=幸福を招く花」と認識されています。花言葉「幸福」もこれが由来となっており、カーニバルの彩りにも欠かせない存在となっているそうです。

日本では仏花、ブラジルではカーニバルの花。国や地域によって百日草のイメージが大きく変わるのは、とても興味深いですね。

百日草(ジニア)の咲き方の種類は?

百日草は一重咲きと八重咲きの他に、3つの咲き方があります。

ダリア咲き

百日草の中で、最も正統派といわれているのがダリア咲き。ヘラのような形をした花びらが規則正しく何枚も重なり、ダリアに似た花を咲かせるのが特徴です。

ポンポン咲き

小さな花びらが重なり、半球状の花を咲かせるポンポン咲き。花は小さめですが、中心部に別色の花を咲かせるものも多く、全体的に可愛らしい印象を受けます。

カクタス咲き

細長い花びらが特徴のカクタス咲き。1本1本が真っ直ぐに伸びているものや、よじれながら咲くもの、縁だけが違う色になっているものなど、種類が豊富です。

咲き方だけでなく、花の大きさによって次のように分類されます。

  • 花径が5cm以下のもの…小輪咲き(小輪種)
  • 花径が5cm~8cmのもの…中輪咲き(中輪種)
  • 花径が9cm~11cmのもの…大輪咲き(大輪種)
  • それ以上のもの…巨大咲き(巨大種)

花束にもおすすめ!百日草(ジニア)の人気品種

百日草の種類は非常に多く、どれもとても魅力的です。その中から、特に人気がある品種・種類を紹介します。

ジニア・エレガンス

百日草の中で最もオーソドックスなジニア・エレガンス。草丈は15cm~100cm、矮性と幅広く、咲き方も様々です。一般的に認識されている百日草は、エレガンス種になります。

グリーン・エンビー

ライムグリーン色の花を咲かせるグリーン・エンビー(エンヴィ)。ダリア咲の中輪種で、草丈は60cm~100cmになります。切り花に利用されることが多い品種です。

ジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)

名前の通り、細い葉が特徴のジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)。一重咲きの小輪種~中輪種で、草丈は30cm程度になります。乾燥・過湿・病気に強く、育てやすい品種です。

ジニア・プロフュージョン

咲き方や色が豊富なエレガンスと、乾燥や病気に強いリネリアスの交配品種であるジニア・プロフュージョン。双方の良いところを受け継いでいます。一重咲きの小輪種~中輪種、草丈は40cm程度です。

ジニア・ハーゲアナ(メキシコ・ヒャクニチソウ)

濃淡をつけたツートンカラーが魅力のジニア・ハーゲアナ(メキシコ・ヒャクニチソウ)。一重咲きと八重咲きがある中輪種で、草丈は30cm~40cmです。

百日草(ジニア)と一緒に植えたい春~秋に咲く一年草

百日草と一緒に植えたい春~秋花壇にピッタリの一年草と、花言葉を紹介します。

花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」ペチュニア

夏花壇に外せない花といえば、やっぱりペチュニアですよね。開花時期は3月~11月。鮮やかな花色と、ラッパのような花の形が特徴です。花言葉は「あなたと一緒なら心が和らぐ」になります。

花言葉は「色褪せぬ愛」千日紅(千日草)

2cm~3cmほどの小さな丸いフォルムの花を咲かせる千日紅(千日草)。大きく育つものから矮性種まで様々な種類があります。開花時期は6月~11月、花言葉は「色褪せぬ愛」です。

花言葉は「いつも元気」ポーチュラカ(ハナスベリヒユ)

猛暑の炎天下にも負けず、空に向かって元気に花を広げるポーチュラカ(ハナスベリヒユ)。花言葉はポーチュラカの姿そのものを表した「いつも元気」!開花時期は5月~11月です。

百日草(ジニア)の育て方・水やり・管理方法

それでは、百日草の育て方に移りましょう。種からでも苗からでも育てられる百日草ですが、ここではより実践的な種からの育て方を紹介します。

種まき・発芽後の管理

百日草の種は気温20℃~25℃にならないと発芽しません。地域によって異なりますが、だいたい5月~7月上旬が適期になります。

  1. ビニールポット等に草花の種まき用土を入れて、種をまきます。5mmほど覆土し、発芽までは土が乾かないように注意しましょう。プランターの場合は、筋蒔きしてください。
  2. 発芽までは、約1週間。発芽後、1カ月ほどはそのまま育てます。その後、花壇やプランターなどに定植しましょう。
  3. 百日草は、日当たりと風通しが良い場所を好みます。花壇に植える時には腐葉土を混ぜ込み、水はけの良い環境を作ってください。植え込みの間隔は、15cm~20cm、月に1度は置き肥を与えましょう。

水やり

開花時期の水切れに注意しましょう。夏場は朝と夕方に1回ずつ、春と秋は朝に1回あげるようにします。

水をやるときは花に水がかからないよう、株元にあげるよう意識しましょう。過湿を嫌う種類もありますので、水やりは天候の状況をみながら調整してあげてください。

百日草(ジニア)の特徴・名前の由来・誕生花

最後は、百日草の基本情報です。英語名や誕生花、名前の由来などを紹介していきます。

基本情報・英語名

目・科・属 キク目・キク科・ヒャクニチソウ属
和名・英語名 百日草、ジニア・Common Zinnia、Youth and old age
別名 浦島草(ウラシマソウ)、長久草(チョウキュウソウ)
開花時期 5月~11月
原産国 メキシコ、南北アメリカ

参照:Wikipedia ヒャクニチソウより

百日草(ジニア)はいつの誕生花?

百日草が誕生花に当てられている日にちは、5月4日、7月4日、7月17日、7月26日、8月4日、8月6日、10月3日、12月22日、12月29日です。

上記とは別に、ジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)は9月7日、10月27日、12月22日の誕生花に当てられています。

名前の由来

百日草という名前は、百日間に渡って次々に花を咲かせることが由来となっています(実際の開花期間は100日以上です)。

また、ジニアは学名の「Zinnia elegans Jacq(ジニア・エレガンス・ジャック)」が由来であり、英語名・Youth and old age(若者と老人)は、次々に新しい花が咲くことが由来です。