花言葉

オリーブの花言葉の意味・由来・誕生花

「平和の象徴」「幸せを呼ぶ木」として親しまれているオリーブ。小ぶりな葉と丸い形をした果実は見た目がおしゃれで可愛らしく、室内やお庭を北欧テイストに演出してくれます。

オリーブ初夏に小さな愛らしい花を咲かせることを知っていますか?そしてその花には、とても素敵な花言葉がついているんですよ。

ここではオリーブの素敵な花言葉を紹介すると同時に、育て方や管理方法をまとめています。オリーブの購入を考えている方は、ぜひ目を通してみてくださいね。

平和の象徴!オリーブの花言葉

まずはオリーブの花言葉を紹介します。

花言葉

オリーブの花言葉 平和・知恵・賢さ・勝利

どれも素敵な花言葉ですね。「平和」は旧約聖書の【ノアの方舟(はこぶね)】から、そして「知恵・賢さ・勝利」はギリシャ神話の【アテナとポセイドン】からきているようです(詳細は後述にて)。

オリーブのオリジナルキャッチコピー

Peace&Smart ~心に平和と賢さを~

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オリーブの花言葉に関する2つの逸話

なぜオリーブに「平和・知恵・賢さ・勝利」という花言葉が用いられるようになったのでしょうか。ここで花言葉に関する2つの逸話を紹介します。

ノアの方舟

はるか昔、人々の度重なる悪行に心を痛めた神様は、地上に大洪水を起こし、全てを滅亡させることを決意しました。

神様がこのことを告げたのは、真面目なノア一家のみ。ノアは大きな方舟を作り、そこに家族や動物たちを乗せることで難を逃れることに成功しました。

洪水から40日後、ノアが放った1匹の鳩がオリーブの若葉をくわえて持ち帰ります。それは洪水が引き、大地が再び現れたことを意味するものでした。

このことから「オリーブ=難が過ぎ去り平和が訪れること」の象徴となり、花言葉にも使われるようになりました。

ギリシャ神話「アテネとポセイドン」

古代ローマでは、土地の支配権を巡ってアテネとポセイドンが対立していました。大神・ゼウスは2人を呼び「島を繁栄させ、人々の暮らしに潤いを与えた側に支配権を渡します」と提案しました。

ポセイドンは戦に役に立つ馬を作り、人々に与えました。一方アテネはオリーブを作り、島中に植えることにしたのです。

アテナが植えたオリーブには果実が実り、食糧や油の原料として役に立ちました。また暑い日には木陰を作り、花を咲かせ、人々に安らぎを与えました。人々は馬よりもオリーブを支持し、見事アテネは島の支配権を手に入れたのです。

アテネの「知恵」「賢さ」「勝利」、これが後に花言葉に繋がったといわれています。

お祝い事に人気!オリーブの活用法

オリーブは観葉植物や庭木としてだけでなく、様々なシーンで選ばれ、活用されている植物です。その中から特におすすめの活用法をまとめました。

結婚式のブーケ、ティアラとして

「平和」を意味するオリーブは、結婚式の演出にも多く使われています。

  • 花嫁が持つブーケのアクセントに
  • リース状に仕立てて冠(ティアラ)に
  • テーブルやウエルカムボードの飾りとして
  • 植樹の儀に使用する樹木として

結婚式にオリーブを用いると、新郎新婦・両家の家族・2人を祝福するゲストたちに平和が訪れるといわれています。今後結婚の予定がある方は、式の演出にオリーブを取り入れてみてはいかがですか?

繁栄の意を込めて。開店祝いにもおすすめ

「勝利」の花言葉を持つオリーブは開店祝いのギフトにもピッタリですよ。理由としては下記のようなことがあげられます。

  • 競合店に勝利し、商売繁盛・店の繁栄に繋がる
  • 葉が落葉せず、年間を通して緑を保つため見栄えが良い
  • 強い香りがしない

開店祝いだけでなく、誕生日のお祝い、敬老の日の贈り物としてもおすすめですよ。

オリーブは記念樹やシンボルツリーにもピッタリ

オリーブは園芸初心者でも育てやすいことから、お庭の植樹としても選ばれています。

結婚・出産の記念樹として

オリーブはお祝い事の記念樹におすすめです。「平和」という花言葉からは家内安全・健康長寿が、「知識」「賢さ」からは子供の成長を願う気持ちが連想されます。

記念樹選びに迷った時には、オリーブもひとつの選択肢に加えてみてはいかがですか?

シンボルツリー・目隠しとして

1年中葉が落ちない常緑樹であるオリーブは、シンボルツリーや目隠しとしても選ばれています。オリーブのスタイリッシュな樹形はお庭のアクセントになると同時に、通行人や周囲からの目線を遮ってくれますよ。

ベランダガーデンでも育てやすい

最近ではマンションやアパートのベランダで園芸を楽しむご家庭が増えていますね。オリーブは鉢植えでも育てやすい樹木です。

ベランダに置くことで窓からの景観がグッと良くなりますし、インテリアの一部としても活用できます。根元に季節の花を加えれば、素敵な寄せ植えにもなりますよ。

オリーブの購入時に注意したいこと

オリーブを購入する時には、どのようなことに注意したらよいのでしょうか。ポイントをまとめてみました。

取り扱い時期と実をならす方法

オリーブは1年中流通しており、いつでも購入することができます。植え付けに適した時期は3月中旬~6月上旬になりますので、庭木として植樹する場合はその時期に購入するのがおすすめです。

また、オリーブは自家受粉しにくく、2本以上植えた方が実がなりやすいといわれています。実を目的とする場合は2本植える、もしくは1本でも受粉しやすい品種を選ぶと良いでしょう。

オリーブの品種

オリーブにはたくさんの種類がありますが、その中から特に人気がある品種を3つ紹介します。

  • マンザミロ…葉が丸く、他の品種よりも白~銀系の色をしている。枝振りが良い。
  • ミッション…樹形が縦長でスマート。葉も縦長で丸っこさが無い。
  • ルッカ…1本でも結実しやすい品種。枝が横に広がるため、定期的な選定が必要。

見間違いに注意。スイートオリーブ、ユーカリ、月桂樹

札がついていない苗木を購入する時には、スイートオリーブ、ユーカリ、月桂樹と間違わないよう注意が必要です。

苗木の状態では見た目が似ていますので、間違えて購入する人も多いようです。分からない時にはお店の人に尋ねてみてください。

  • スイートオリーブ…オリーブという名前がついていますが、ギンモクセイの仲間です。
  • ユーカリ…フトモモ科ユーカリ属。オリーブよりも円形に近い葉型をしています。
  • 月桂樹…クスノキの仲間。オリーブよりも葉が細長く、葉のフチが波打っているのが特徴です。

オリーブの育て方・管理の方法

せっかく購入したのならば、元気にすくすくと育てたいですよね。オリーブの育て方、管理の方法を紹介していきます。

植える時期・植える場所

前述したように、オリーブを植える時期は3月中旬~6月上旬が適しています。お庭に植える時には水はけが良く、日当たりが良い場所を選びましょう。

オリーブは寒さに弱いので、寒冷地に植えるときには霜が当たらない場所がおすすめです。ベランダで育てる場合、冬場は室内に移動させましょう。

鉢の選び方

鉢植えで育てる場合、植木鉢の種類にも気を付けなければなりません。

市販のオリーブの多くはプラスチック製の鉢(プラ鉢)に植えられています。プラ鉢は軽くて割れにくいというメリットがありますが、通気性が悪く根腐れを起こしやすいというデメリットを持っています。

特にオリーブは水はけが良い場所を好むので、プラ鉢はNGです。必ず素焼きの鉢を選ぶようにしてください。

オリーブと相性が良い植木鉢はテラコッタ。通気性や通水性に優れており、ナチュラルテイストのデザインは見た目の相性もバッチリですよ。

風水を意識したオリーブの飾り方

観葉植物を飾るとき、風水を意識する人も多いようですね。

オリーブは玄関に飾ると魔除け効果があり、リビングに飾ると家族に平和が訪れるといわれています。

鉢植えのオリーブ、花瓶や小瓶に飾ったオリーブ、またオリーブのリースでも効果があるようですので、風水に興味がある方はぜひ取り入れてみてください。

 

オリーブの特徴・名前の由来

最後にオリーブの基本情報をまとめていきます。

基本情報

目・科・属 シソ科・モクセイ科・オリーブ属
和名/洋名 オリーブ・橄欖(かんらん)/olive
開花時期 5~6月頃
原産地 イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海諸国、パレスチナ

参考:Wikipedia オリーブより

誕生花と名前の由来

オリーブの誕生花は、5月26日になります。オリーブの他にもゼラニウム、サンダーソニアも5月26日の誕生花に位置づけられています。

他にオリーブが誕生花としてあてられている日付は、5月22日・5月30日・10月27日・12月23日・12月31日です。

オリーブの名前の由来

オリーブという名前の由来は、洋名の「olive(オリブ)」やドイツ語の「olive(オリーヴェ)」から来た説が濃厚のようですが、詳しくは分かっていないようです。