花言葉

クリスマスローズの花言葉の意味・由来・誕生花

クリスマスローズ

聖夜に生まれ、冬の貴婦人と呼ばれる神秘的な花、クリスマスローズ。下向きに咲く花の風情から、「寒芍薬」「初雪おこし」という和名をもち、茶席に似合う茶花としても飾られます。

花言葉の一つに「慰め」、「relieve my anxiety(私の不安をやわらげて)」があります。クリスマスローズが持つ雰囲気にぴったりの花言葉ですね。

そのようなクリスマスローズの美しい花の葉や根茎に、有毒な成分が含まれているという怖い面があることをご存知でしたか?

ここでは、クリスマスローズにつけられた花言葉の由来や逸話、そしてクリスマスローズの特徴など詳しくお伝えしましょう。

クリスマスローズの花言葉、良い意味・怖い意味

クリスマスローズ
それではさっそくクリスマスローズの花言葉を見ていきましょう。クリスマスローズの花言葉は多く、驚くほど両極端なものがあります。

花言葉

良い意味 私の不安をやわらげて、私を忘れないで、いたわり、安心させて、慰め、追憶
怖い意味 スキャンダル、中傷

オリジナルキャッチコピー

冬の貴婦人よ、そなたは聖なる花か、それとも悪魔の花か?

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クリスマスローズの逸話、貴婦人はミステリアス!!

クリスマスローズ
聖と悪魔が混在の花、クリスマスローズ。逸話を一つずつ見ていきましょう。

「聖なる花」クリスマスローズ

イエス・キリスト(紀元前4年頃~紀元後28年頃)が生誕したとき、マデロンという少女が羊飼いたちと一緒に祝福に訪れました。

少女はキリストの生誕を祝って何かプレゼントをしたいと思いましたが、貧しいマデロンには何も贈るものがありませんでした。

悲しむマデロンの姿を見た天使が地面に触れると、地面に零れ落ちたマデロンの涙からニゲルの花(クリスマスローズの原種)が咲き、マデロンはそれを摘んで、キリストに捧げました。

素敵な逸話ですね。この逸話から、慰め、いたわりといったポジティブな花言葉が生まれたのでしょう。

次に真反対のイメージ、地獄の花、クリスマスローズと呼ばれるようになった、いきさつを見てみましょう。

「地獄の花」クリスマスローズ

クリスマスローズの根には有毒な成分が含まれています。中世ヨーロッパではそれを狩猟の道具に塗ったり、戦争の道具として利用したりしました。

また、玄関周りに植えて悪霊除けとしても使っていたのです。クリスマスローズが「世界最古の兵器」と呼ばれるゆえんです。

その名の通り有毒で、古代ローマでは住民の生活水にクリスマスローズの根を浸けて弱らせたところを攻め込んだという逸話が残っています。

クリスマスローズの花言葉「合格」?

最近は受験生へのプレゼントにクリスマスローズを選ぶ方が増えているとか。花びらに見える「萼片(がくへん)」という部分が、長持ちする、つまり、「学が落ちない」となるからでしょう。

実際にはクリスマスローズの花言葉の中に、「合格」はありません。

クリスマスローズの花言葉「結婚しない」って?

2012年に放送されたフジテレビのドラマ「結婚しない」が関係していると思われます。実際にはクリスマスローズの花言葉に「結婚しない」はありません。

恋人へのプレゼントに高級感があるクリスマスローズを!

クリスマスローズ

クリスマスローズの花言葉のなかに、「いたわり」があって、恋人へのプレゼントにぴったりですね。是非、クリスマスローズの鉢花に、この素敵な花言葉を添えて、サプライズしてください。

クリスマスローズの上手な渡し方、花言葉を添えて!

クリスマスローズ

クリスマスローズには素敵な花言葉がたくさんあるので、どれにしようかと選ぶことも楽しみの一つです。ぴったりの花言葉が見つかると、とても嬉しいですね。

ロマンティックに渡すためのコツ

クリスマスプレゼントや、お誕生日の贈り物に、是非、クリスマスローズの鉢をきれいにラッピングして差し上げましょう。

その時は、送る相手にぴったりする素敵な花言葉を添えてくださいね。きっと感激されますよ!

花言葉を相手にうまく伝えるポイント

花言葉や管理の仕方も一言、メッセージに添えてあげると喜ばれます。鉢花をプレゼントされても、すぐ枯らしてしまうようでは、頂いた方も、贈った方も残念ですよね。

ネガティブな花言葉は、あまり気にしなくてよいのではないでしょうか? それよりも、素直な貴方の気持ちを花言葉にのせて届けましょう。

クリスマスの花、ポインセチアの花言葉は?

クリスマスローズ

「祝福」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」「清純」

西洋での花言葉は、「purity(清純)」「be of good cheer(元気を出しなさい)」です。クリスマスにぴったりの花言葉ですね。

クリスマスローズの花鉢 購入時の留意点

クリスマスローズ

次に、クリスマスローズの鉢植えを購入する時のポイントをお伝えしましょう。

取り扱っている時期、購入場所

1月半ばから開花株が出回ります。園芸店やホームセンターで購入できます。しっかりした株で、花芽が多く上がっているものを選びましょう。

クリスマスローズの保管方法、管理方法

クリスマスローズ

クリスマスローズは、寒さに強い植物です。冬の時期は、外にだして冬の空気や日光に当ててあげましょう

年が明けて、寒さが一段と厳しくなる1月になると、早朝、茎や葉がしなだれてしまうことがありますが、時間が経って、気温が上がってくると、自然と元に戻るので心配はいりません。

クリスマスローズ冬の室内での管理は、風通しがよく、日当たりのよい場所を選んで鉢植えを置きましょう。夏の高温多湿は苦手です。軒下などの日陰で管理しましょう。

 

クリスマスローズ 特徴・名の由来・別名

クリスマスローズ
次に、クリスマスローズの特徴を見てみましょう。花に見えるのは実はガク片なんですよ。

クリスマスローズの特徴 クリスマスローズはどんな色?

ヨーロッパではニゲルという真っ白な花を咲かせる種類のみがクリスマスローズと呼ばれています。

日本では白、黒、緑、紫など、いろいろな色合いや形(八重咲やフリルなど)のクリスマスローズが販売されていますね。美しく見えるのはガク片で、咲き終わっても長い間枯れずに鑑賞することができます。

日本ではキンポウゲ科ヘレボルス属に分類されるものをまとめてクリスマスローズと呼びますが、本来はその中でも、ニゲルという種類のものをクリスマスローズと呼びます。ニゲルは黒、毒といった意味です。

毒性

種によって成分は異なりますが、サポニン、ヘレブリン、プロトアネモニンなどの毒を根茎や葉に含みます。

クリスマスローズの茎や葉の汁が肌に付くとかぶれたり水ぶくれを起こすので、小さな子どもやペットのいるご家庭では扱いに注意して下さいね。

基本情報 クリスマスローズの開花時期・別名

目・科・属 キンポウゲ目 ・キンポウゲ科 ・クリスマスローズ属
和名/洋名/別名 クリスマスローズ/Christmas rose/ヘレボルス ニゲル・レンテンローズ
開花時期 12~2月頃
原産地 ヨーロッパ中部~南部

                                    参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ヘレボルスより

誕生花と名前の由来

クリスマスローズは11月16日、12月13日、12月26日の誕生花です。

名前の由来はクリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) ・「レンテンローズ」からきています。キリスト教の暦のレントの期間頃に咲くからです。

クリスマスローズとされる種類はヨーロッパと日本で違います。日本では様々な色合いや形のクリスマスローズが販売されていますが、厳密にいえば「クリスマスローズ オリエンタリス」です。