花言葉

サボテンの花言葉の意味・由来・誕生花

コンパクトで可愛らしいものから、高さ数メートルを超える大きなものまで、様々な種類があるサボテン。

観葉植物や鉢花として人気があり、地方によってはサボテン園といった施設もあるなど、日本人にとってとても馴染みの深い植物です。

滅多に花を咲かせないサボテンですが、ちゃんと素敵な花言葉がついているんですよ。

サボテンの花言葉とその由来、人気の品種や育て方、花の咲かせ方などについて紹介します。

サボテン(仙人掌)の花言葉

まず初めに、サボテンの花言葉を紹介しましょう。

サボテンの花言葉

サボテン全体の花言葉 燃えるような愛、枯れない愛、偉大

サボテンの全体的な花言葉「燃えるような愛」「枯れない愛」「偉大」。どれも素敵な花言葉ばかりですね。

サボテンは紀元前から命を紡ぎ続けている生命力がある植物です。過酷な環境下でも耐えられる強い生態が由来となり「枯れない愛」「偉大」という花言葉がつけられました。

また、砂漠や原野の中で燃えるように色鮮やかな花を咲かせることから「燃えるような愛」という花言葉がついたようです。

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美しい花には刺がある 薔薇だけの言葉だと思ってない?

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怖い?皮肉?サボテンの花言葉に関する逸話

一部では「怖い」「皮肉」との声もあるサボテンの花言葉。この理由は何なのでしょうか。

怖い?月下美人の花言葉

月下美人はサボテン科の植物です。一晩しか花を咲かせない生態からついた名称が美人薄明」。なんだか怖いイメージがありますね。

月下美人の花言葉は「はかない美」ですが、これもなんだか寂しい印象を受けます。

サボテンの花言葉が怖いと言われている理由は、月下美人の生態と関係しているのかもしれません。

皮肉?なかなか花が咲かないサボテン

素敵な花言葉がつけられているサボテンですが、数年に1度しか花を咲かせないものがあります。

なかなか花が咲かないのに「燃えるような愛」「枯れない愛」「偉大」という立派な花言葉がついているのは、ある意味皮肉なものです。

サボテンの花が咲かない理由は、サボテン自身の生態、日本の気候、育てている環境など様々です。

記事後半では、サボテンの育て方や花を咲かせる方法などを紹介していますので、参考にしてくださいね。

サボテンの一種である「金鯱(きんしゃち)」は開花するまでに30年ほどかかり、その一方でクジャクサボテンはきちんとお世話をすれば毎年開花します。

サボテンの品種によって開花年数は様々です。

花言葉と一緒にサボテンを贈ろう

サボテンは置いているだけでインテリアの可愛らしいアクセントになり、プレゼントとしても大変喜ばれる植物です。贈るときには、ぜひ花言葉を一緒に添えてみましょう。

花言葉を添えるとワンランク上の贈り物に

サボテンを贈るときには、一緒に花言葉を添えて贈ってみましょう。直接口頭で、またメッセージカードに書いて渡すことで、とても印象深い贈り物になるんですよ。

例えば「燃えるような愛」「枯れない愛」という花言葉は、恋人同士やパートナー、夫婦間のプレゼントにピッタリです。

「偉大」という花言葉は、父親や母親、祖父母やお世話になった先生に贈りたい花言葉ですよね。

サボテンの他にも素敵な花言葉を持った植物はたくさんあります。プレゼントするときには、いろいろな花言葉を調べてみると楽しいですよ。

人気の品種!サボテンの種類と花言葉

サボテンの品種はとても多く、推定5,000種以上とも言われいます。その中から特に人気があるサボテンと、その花言葉を紹介します。

花言葉は「熱情」セレウスサボテン

  • サボテン科セレウス属
  • 別名:ペルヴィアヌス、ペルービアヌス
  • 花色:赤、ピンク、オレンジ、白など
  • 開花期:4月~9月

細長い柱のような面白いフォルムと柔らかい刺が魅力のセレウスサボテン。インテリアとしても人気が高いのですが、花は滅多に咲きません。

花言葉は「愛される喜び」シャコバサボテン

  • サボテン科スクルンベルゲラ属
  • 別名:デンマークカクタス、クリスマスカクタス
  • 花色:赤、ピンク、紫、白、オレンジなど
  • 開花期:10月~1月

アロエのようにギザギザした肉厚な茎の先に、美しい花をうつむき加減に咲かせるシャコバサボテン。比較的開花しやすいサボテンです。

花言葉は「内気な乙女」マミラリア白玉殿

  • サボテン科マミラリア属
  • 花色:ピンク
  • 開花期:1月~3月

ボールのように丸いフォルムとフワフワした綿毛のような刺が何とも可愛らしいマミラリア白玉殿(はくぎょでん)。ピンクの花を冠のように(周りを一周するように)咲かせます。

花言葉は「幸福者」クジャクサボテン

  • サボテン科クジャクサボテン属
  • 別名:オーキッドカクタス
  • 花色:赤、白、黄など
  • 開花期:4月~6月

肉厚でトゲのある茎の先に、月下美人のような見ごたえのある大きめの花を咲かせるクジャクサボテン。見ごたえのある花ですが、開花時間は1日~2日と短めです。

サボテンの選び方・購入時の注意

たくさんの種類があるサボテンの中から、どれかひとつを選ぶのは困難を極めます。ここではサボテンの選び方と購入時の注意について解説します。

選び方の基準を決める

前述したように、サボテンにはたくさんの種類があります。その中からどれを選ぶのか、それは個人の自由です。まずは何を基準にするのか考えてみましょう

大きさ、フォルム、開花期、開花する時期、鉢植え、庭植えなど、優先順位をつけることでおのずと品種は限られてきます。

鉢穴が開いているものを選ぶ

サボテンは湿気を嫌います。鉢に穴が空いていないと通気性が悪くなり、根が弱ってしまう恐れがあります。

購入時には鉢の底を確認し、穴が空いているものを選ぶようにしましょう。

多肉植物?サボテン?違いと見分け方

サボテンと多肉植物は同じ仲間ですが、細かく分類すると別の品種となります。簡単にいうと、サボテンはサボテン科に属しているもの、それ以外が多肉植物です。

また、サボテンにはトゲがあり、トゲの根元に白い綿毛のようなもの(アレオーレ、または棘座)がありますので、この有無で見分けると簡単に見分けられますよ。

サボテンの育て方・噂や言い伝え

サボテンの育て方や管理方法は、品種によって異なります。ここでは観葉植物としてごく一般的に購入できる夏型のサボテンの育て方と管理方法を紹介していきます。

基本的な育て方

夏型サボテンの基本的な育て方は、次のようになります。

  • 置き場所…日当たりと風通しが良く、雨に当たらない場所に置きましょう。
  • 温度…氷点下になると枯れてしまうものが多いので、冬場は室内で育てましょう。
  • 水やり…気候によって変えてください。
春・秋期:4月~6月、9月~10月 土が乾いたら水を与えてください。
夏期:7月~8月 土が乾いてから2~3日後に与えてください。
冬期:12月~2月 3週間に1度を目安に与えてください。
季節の変わり目:上記以外 2週間に1度を目安に与えてください。

いずれも、鉢皿に溜まった水は必ず捨てるようにしましょう。

また、冬型のサボテンはこれには当てはまりません。充分に気を付けてください。

サボテンは枯れない?間違った噂

サボテンはとても丈夫で育てくなかなか枯れないという噂がありますが、それは間違いです。間違った育て方をすると枯れてしまいます。

品種によって耐寒性・耐暑性・耐陰性の強弱は異なりますので、購入時についてくるラベルを確認し、そのサボテンに合った育て方を心掛けてください。

言葉がわかる?サボテンの言い伝え

サボテンには人の言葉を理解する能力があり、話しかければ話しかけるほど立派に育つ…という噂がありますが、科学的に証明されている訳ではありません。

しかし、愛情をかけることは悪いことではなく、むしろ素晴らしいことですね。ただし、品種によっては手をかけすぎると弱ってしまうものもあるので気を付けてください。

サボテンの花の咲かせ方

上手に育てても、なかなか花を咲かせないことが多いサボテン。花を咲かせるには、以下の条件が必須となります。

  • 間違った水やりをしない
  • 日光不足にならないよう管理(ただし、夏場の直射日光は避ける)
  • 雨に当てないようにする
  • 暖房に当てない(冬場は寒さを経験させる)

花が咲く条件が揃っても、サボテン自身の開花年数が足りないと花は咲きません。ぜひ長い目で育て、花が咲く日を待ってあげてくださいね。

サボテンの特徴・名前の由来・誕生花

最後にサボテンの基本情報、誕生花、名前の由来をご紹介します。

サボテンの基本情報

科・目・属 ナデシコ目・サボテン科・サボテンの種類により属名は異なる
和名・英語名 サボテン、仙人掌・cactus(カクタス)
開花期 品種によって異なる
原産地 南北アメリカと周辺諸島、アフリカ大陸

参照:Wikipedia サボテンより

サボテンはいつの誕生花?

サボテンが誕生花として当てられている日にちは、7月16日、7月29日、8月20日、8月21日です。

これとは別に、日本記念日協会では3月10日をサボテンの日と定めています。

サボテンの名前の由来は?

その昔、ウチワサボテンの樹液は石鹸の代用品として使われていました石鹸の代表品→石鹸体→シャボン体→サボテンになったそうです。

また、サボテンの別名「仙人掌(せんにんしょう)」。これはもともとウチワサボテンのことを指す漢字でした。

ウチワサボテンのゴツゴツした感じが仙人の掌(手の平)に例えられ、いつしかサボテン全体の漢字として使われるようになったようです。