花言葉

ローズマリーの花言葉の意味・由来・誕生花

ローズマリー

ローズマリーといえば、香りのよい緑色のハーブで、料理にもよく使いますよね。初夏に海のようなきれいな色の花を咲かせること、知っていましたか?

そのローズマリーには結婚式にぴったりの花言葉があるんですよ。この記事ではローズマリーの花言葉や逸話、育て方、購入時のポイントなどについて紹介していきます。

温かみのあるローズマリーの花の花言葉

ローズマリー

まずは、ローズマリーの花言葉から見ていきましょう。

フランスのローズマリーの花言葉が素敵!!!

フランスでは「あなたがいると活き活きします」や「あなたは私を蘇らせる」「あなたが来てくれたので私の悩みが消え去った」が有名なローズマリーの花言葉です。

恋の国、フランスならではの情熱的な花言葉ですね。ローズマリーと相性の良い真っ赤なバラに、こんな花言葉を添えて贈られたら、どんなに嬉しいことでしょう!

ローズマリーの花言葉は結婚式向き?

花言葉 追憶・思い出・記憶・貞節・あなたは私を蘇らせる・誠実・変わらぬ愛・私を思って・静かな力強さ

どの花言葉をとってみても、結婚のお祝いの言葉になりそうですね。

西洋では昔から、結婚式など、お祝いの時は、ローズマリーで花嫁の花冠を作ったり、枝で新郎新婦を祝福したりしたそうです。

きっとローズマリーは常緑性で、強く、冬でも青々と葉が茂るところから「永遠」の象徴とされてきたのでしょう。

オリジナルキャッチコピー

マリア様のバラになった海のしずく、どこまでも青く!

ローズマリーと一緒に育てたいハーブ

ローズマリー

ローズマリーと一緒に、ラベンダーとタイムを育ててみましょう。生育環境はどれも、加湿にならないように注意するだけで、簡単です。

この三つのハーブが揃えば、どんな料理にも挑戦したくなりますね。料理の腕前が1ランク、2ランクアップしますよ!

ラベンダーの花言葉は「あなたを待っています」

フランスのローズマリーの花言葉に負けてはいないほど情熱的なのはラベンダーです。ラベンダーはハーブの女王と呼ばれる清楚な紫色の花。

ラベンダーの花言葉は「あなたを待っています」「繊細」「清潔」「優美」「許しあう愛」「期待、幸せが来る」「沈黙」などがあります。

ラベンダーにまつわる逸話は、「ある美少年に恋した内気な少女ラベンダーは告白もできず、ひたすら待ち続け、最後に1輪の花になってしまった」というものです。

タイムの花言葉 「勇気」

同じシソ科でローズマリーの花にそっくりなのが、タイムの白い花です。花言葉は「活発」「勇気」「強さ」です。

中世にはタイムは勇気をもたらすと信じられ、女性が戦士にタイムの葉を添えた贈り物をしたといいます。タイムもハーブの仲間で、豚肉の匂い消しとして料理に大活躍します。

類似の花言葉を持つ花はこちら

11月/11月16日/12月/12月13日/12月26日/「永遠」を意味する花言葉を持つ花/結婚式やセレモニーで使いたい花/青い花の花言葉/

ローズマリーの逸話「マリア様のバラ・若返りの水」


次に、ローズマリーの花に関する素敵な逸話を二つご紹介しましょう。

マリア様伝説

聖母マリアが幼いイエスを連れて追っ手から逃げていた時のことです。夜露から幼いイエスを守るために、白い花の咲く木に自分の着ていた青い衣をかけて、身を隠しました。

やがて追っ手が去っていきマリアが衣を取ってみると、その木に咲いていた白い花が青い花に変わっていたのです。自分たちの命を救ってくれた花がローズマリーというわけです。

この伝説から聖母マリアの象徴であるローズ、すなわちマリア様のバラ=ローズマリーと呼ばれるようになりました。

ハンガリー王妃伝説

14世紀、ハンガリーの王妃エリザベート一世は70歳を超えたころ、体調が思わしくありませんでした。

その時、イタリアの神父からローズマリーとライムを漬け込んだワインを献上されます。そのワインを飲んだエリザベート一世は、みるみる元気になって、若返ったのです。

そして彼女が72歳になった時、なんと20代のポーランド王子からプロポーズされたということです。

この逸話からローズマリーのエキスを抽出したローズマリー水は「ハンガリー王妃の水」と呼ばれるようになり、別名「若返りの水」とも言われるようになりました。

ローズマリーをギフトにする時に気をつけたいこと

ローズマリー

ローズマリーはリースや花束・生け花の添えなどに向いています。気軽なギフトとして、友人に枝をプレゼントするとよろこばれるでしょう。

一緒に育てたラベンダーやタイムも添えると、ちょっとしたプレゼントに!およばれの時に、ワイン、花言葉と一緒に小さなハーブ束を差し上げてもいいですね。

ロマンティックに渡すためのコツ

大きく育ったローズマリーの枝を利用して、ハート形リースを作ってみてはどうでしょうか?花を楽しんだ後もキッチンで大活躍します。

ハーブチキンなどの料理でその枝を利用するたびに、送り主のことを思い出してくれるかもしれませんね。もちろんその方にふさわしい「誠実」などの花言葉を添えて差し上げてください。

花言葉を相手にうまく伝えるポイント

ローズマリーの花言葉はどれをとっても素敵で良い意味ばかりです。相手の置かれている状況などを考慮して、一番ふさわしい花言葉を選んでみてはどうでしょうか?

たとえば、結婚50周年を迎えた老夫婦へプレゼントする時は、ローズマリーの花言葉「思い出」がふさわしいですね。

「いつまでもローズマリーのように強く、お元気に、これからも楽しい思い出をたくさん作ってくださいね」はどうでしょうか?

 

ローズマリーの苗の選び方、購入時に留意したいこと


ローズマリーは、ハーブなので苗を園芸店で購入することはできますが、切り花を買うことはできません。自分で鉢植えや庭植えをして、花を楽しんでください。

では、ローズマリーの苗を購入する際にはどのようなことに気を付けたら良いのか、ポイントをご紹介します。

花苗の購入の時期と手順

ローズマリーの苗は通年、園芸店で購入できます。しっかりした苗を選べば、とても容易に育てることができ、香り高いハーブですので、虫もあまりつきません。

通信販売の場合は、実際の苗を直接見ることが出来ないので、出来れば園芸店に足を運び、ご自分の目で確かめてください。

 

とても簡単!ローズマリーの育成方法


次にローズマリーの育て方をご説明しましょう。寒冷地以外どこでも簡単に育てることができます。

水はけのよい土に植えて、日当たりの良い場所で管理しましょう。ローズマリーは冬の寒さや夏の暑さにも強い植物です。

注意点としては冬、加湿にすると根腐れを起こしますので、土が乾いてから2~3日後に水やりをしてください。

ローズマリーの剪定、時期と目的

6月に剪定をして、形を整えましょう。枝でリースを作りたいときは、11月ごろの乾燥した日を選んで収穫すると、低温で緑色がよく残ります。

何年も剪定せずにいると、ぼうぼうになって、姿かたちが乱れます。毎年、梅雨前に剪定すると、風通しもよくなります。

 

ローズマリーの特徴や花の名の由来

ローズマリー
ここではローズマリーが持つ特徴や、花の名前の由来をご紹介しましょう。

ローズマリーは何でもできる、万能選手!

ローズマリーは多年草植物で、高さ30~50cmの常緑性低木です。枝が細く、葉はやや肉厚で長さ2cmの針状です。

花の色は白や青などがあり10月から5月にかけて枝先に花を咲かせます。花は1~2cmでシソに似た小さな唇形をしています。

花・葉・茎すべてを使用することができる万能選手と言えます。料理、洗剤づくり、消臭などに利用しましょう。料理には15㎝ぐらいの1枝で充分です。

ローズマリーは魔除けとして使われていた?

大昔からヨーロッパなどでは死者や悪魔から生者を守る植物として冠婚葬祭などにも使用されていました。

現在では香水の原料や爽やかな香りが気分をリフレッシュさせ、「記憶のハーブ」としても人気があります。また害虫の被害を防ぐコンパニオンプランツとしても利用されています。

ローズマリーの花は食べられます!!

葉は料理の香りづけに、花は生で料理の彩りとしても利用できます。もちろん、食べることもできますよ。

また茎や葉を煮だして染料として利用したり、せっけん、ハーブバス、ローション、アロマセラピとしても利用されています。この花からとった蜂蜜は極上品です!

基本情報 ローズマリーの開花時期・英語名

ローズマリーの基本情報はこちらになります。

目・科・属 シソ目 ・シソ科 ・マンネンロウ属
和名/英語名 マンネンロウ/ rosemary
開花時期 10月~5月
原産地 地中海沿岸

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ローズマリーより

誕生花とローズマリーの英語名の意味と由来

11月16日、12月13日、12月26日の誕生花です。

名前の意味はrose of Mary =マリアのローズが語源、由来はマリア様伝説として、逸話のところでお伝えしましたね。英語圏でのローズマリーの花言葉はRemembranceで「思い出」です。

ローズマリーの名前には、もう一つ語源があります。それは、花姿を「海のしずく」に例えてラテン語のローズ(しずく) +マリナス(海の)が合わさったという説です。