花言葉

グラジオラスの花言葉の意味・由来・誕生花

夏の盛りにさまざまな色で、私たちの目を楽しませてくれるグラジオラス。大きく開いたその花びらは、夏の太陽を浴びて目一杯そのときを楽しんでいるように見えます。

そんなグラジオラスですが、花の色ごとに違った花言葉を持ていることをご存知でしたか?この記事ではグラジオラスの花言葉や、購入の際のポイントなどについてご紹介します。

グラジオラスの花の花言葉

それでは、グラジオラスの花言葉を見ていきましょう。

花言葉

グラジオラスの花全般の花言葉 勝利・尚武・誠実・思い出・忘却・密会・用心
白いグラジオラスの花言葉 密会
ピンクのグラジオラスの花言葉 ひたむきな愛・たゆまぬ努力・満足
赤いグラジオラスの花言葉 用心深い・頑固
紫のグラジオラスの花言葉 情熱的な恋

まっすぐに天に向かうその姿から強い意志を感じさせる「勝利」「尚武」といった花言葉がつけられたことがうかがえますね。

「密会」「用心」は遥か昔ヨーロッパにおいて、人知れず逢瀬を重ねる恋人たちがグラジオラスの花の数で密会の時間を決めていたことに由来します。

グラジオラスの花言葉「忘却」

当時のフランスでは、少し前に大きな戦争が多々あり情勢は不安定なものでした。

そのことに疲れ果てた人々は、まるで剣のように見えるグラジオラスをみるたびに、「もう戦争があったことなど忘れてしまいたい」と思うようになります。

その気持ちから「忘却」という花言葉がつけられました。

グラジオラスの花言葉「勝利」

ラテン語で「剣」という言葉が由来になっているグラジオラスは、その名前から連想することができるように、騎士たちを鼓舞する意味合いを持っていました。

戦いに向かう彼らがこの花を目にすることで、勇気づけられる場面が多々あったのではないでしょうか。

オリジナルキャッチコピー

勝利呼ぶ尖った先に思いのせ ただ突き進む虹色の道

類似の花言葉を持つ花はこちら

10月/10月24日/11月/11月10日/11月26日/3月/3月23日/6月/6月14日/6月16日/6月24日/7月/7月13日/7月26日/7月2日/7月8日/8月/8月19日/8月6日/8月8日/9月/9月15日/「努力」を意味する花言葉を持つ花/「勝利」を意味する花言葉を持つ花/「恋」を意味する花言葉を持つ花/オレンジの花の花言葉/ピンク色の花言葉/恋人やパートナーに贈りたい花/演奏会や発表会に贈りたい花/白い花の花言葉/赤い花の花言葉/3月29日/

グラジオラスの花言葉に関するギリシャ神話『神聖なる木』

ギリシャ神話に登場する大地の女神デメテルは、テッサリアという地域にある神聖な木を愛していました。

しかし、この地の領主であるエリュシクトンは神を信じておらず、この神聖な木を薪にするために伐採してしまいます。

神を信じる領民たちが、これ以上森を荒さぬよう領主エリュシクトンを説得しようと試みましたが、彼はこの人々の首を刎ねてしまったのです。

このことを知った女神デメテルは、犠牲になった人々から流れる血潮を剣先を持つグラジオラスに変え、森を守護させました

そしてエリュシクトンには飢餓の罰を与え、彼はどれほど食べても空腹がなくならず、あまりの飢餓感に娘さえも売ろうとします。

そのことで妻にも見捨てられたエリュシクトンは、最後には自分自身までも食べ消え去ったということです。

グラジオラスの選び方、色ごとのポイント

いろいろな場面で重用されるグラジオラスの花。贈り物として選ぶ際にポイントとして押さえておきたいことはあるのでしょうか。

グラジオラスは花の色で花言葉が違う

グラジオラスの花は、その色によって花言葉が異なります。間違ってその場にそぐわない花言葉のものを贈ってしまわないように気をつけましょう。

●ピンク色のグラジオラス・・・「たゆまぬ努力」という花言葉を持つピンク色のグラジオラスは、大切な人の演奏会や発表会の贈り物に最適です。今まで努力してきたものを舞台の上で開花させるその人に、あなたのいたわりの気持ちはきっと伝わるでしょう。

●紫色のグラジオラス・・・その深く印象的な色にふさわしい「情熱的な恋」という花言葉は、恋人やパートナーに改めて気持ちを伝えるプレゼントとしてぴったりです。普段言いづらい愛の言葉も、グラジオラスと花言葉を添えて贈ってみてはどうでしょうか。

花言葉を添えよう!グラジオラスの花の上手な渡し方

グラジオラスの花をプレゼントする時、どのようにすればよりあなたの思いを花言葉と共に伝えられるでしょうか。

オレンジ色のグラジオラスの花言葉

日本ではオレンジ色のグラジオラス単体での花言葉はありませんが、フランスとスペインに存在します。

フランス語で「amour fort et sensuel 」、スペイン語で「amor fuerte y sensual」と言い、意味は「強く官能的な愛」です。

鮮やかなオレンジ色のグラジオラスは、情熱的な愛情を伝えるのにふさわしい花と花言葉ですね。

花の存在があなたの気持ちを存分に語ってくれているので、後はストレートな言葉で思いを伝えてみましょう。

グラジオラスの花を結婚式の贈り物に

たくさんの花を、まっすぐな茎に多く咲かせるグラジオラスは、「誠実」という花言葉を持っています。

凛とした姿は、これ以上なく新たな未来へ向かう2人を華やかに祝ってくれることでしょう。

多くの言葉を語らずとも、グラジオラスの花と一緒に花言葉をつたえるだけで、きっとあなたの気持ちは届くことはずです。

グラジオラスを花屋さんで購入時に留意したいこと

大切な方への贈り物としてグラジオラスを購入する際、気をつけておいたほうが良い点についてご紹介します。

取り扱っている時期

グラジオラスが開花するのは夏の盛りですね。一般的には7月から10月の間は咲いているとされていますが、切り花としては一年中購入することが可能です。

グラジオラスはポピュラーなお花なので、たいていのフラワーショップで取り扱われています。

ブーケ(花束)にするかアレンジメントにするか決めよう

グラジオラスの花をブーケ(花束)やアレンジメントとして購入を希望する場合、万が一希望する花がないといったことのないように、まずは気軽にお近くのフラワーショップに連絡を入れてみましょう

希望の花が店舗にあることが確認できたら直接お店に行って、どのような形でプレゼントをしたいのか、店員の方に伝えます

完成のイメージが浮かない場合は店員の方に相談してみると、ずっとスムーズに思った通りのブーケを作ってもらうことができますよ。

グラジオラスの保管方法

グラジオラスの花をプレゼントされた時、どのようにして保存するのが良いのでしょう。

ブーケ(花束)の保管方法

  1. 贈り物としてブーケをいただいたら、まずラッピングされている包装紙などを全て外します
  2. 清潔かつ切れ味の良いハサミで、花瓶に活けた時の高さに合うように茎の切り口を斜めに切ります。この時に切り口を水の中に入れたまま切る方が、水をよく吸い上げてくれます。
  3. 小さな蕾まで咲かせたいという時や、お花の鮮度を長く保ちたい場合は切り花鮮度保持剤を入れた水で花瓶に活けましょう。
  4. 花が萎れてきた場合は、他の元気な花まで萎れさせてしまうことがありますので、すぐに摘み取るようにしてください。

 

グラジオラスの特徴や花の名の由来

グラジオラスの記事本情報と名前の由来などについてです。

基本情報

目・科・属 キジカクシ目・アヤメ科・グラジオラス属
和名・洋名 グラジオラス・Sword lily
開花時期 7月〜10月
原産地 アフリカ・地中海沿岸

参考 : Wikipedia グラジオラス より

誕生花と名前の由来

グラジオラスの花が誕生花とされている日付がこちらです。

3月23日、29日

6月14日、16日、24日

7月2日、8日、13日、26日

8月6日、8日、19日

9月15日

10月24日

11月10日、26日の誕生花

出典 : Chills Laboratory

グラジオラスの花の名前の由来

学名「Gladiolus」はラテン語の「gladius(小さな剣)」が由来となり、細長く尖った葉の形が剣に似ていることからつけられました。

英名である「Sword lily(剣の百合)」も葉の形が由来です。