花言葉

ネリネの花言葉の意味・由来・誕生花

太陽の光を浴びるとキラキラと輝きを放つ花、ネリネ。その姿から別名「ダイヤモンドリリー」と呼ばれています。

リリーという名前が付いていますが、ネリネはユリの仲間ではありません。では、いったい何の仲間なんでしょうか。

ここではネリネの花言葉の意味と由来、誕生花を紹介するとともに、ネリネの生態や育て方について説明していきます。太陽に輝く花、ネリネを育ててみませんか?

ネリネ(ダイヤモンドリリー)の花言葉

まずはネリネ(ダイヤモンドリリー)の花言葉を紹介します。

花言葉

ネリネ 「また会う日を楽しみに」「華やか」「輝き」「幸せな思い出」「忍耐」

百合の花のような小ぶりな花が10輪ほど集まって咲く花、ネリネ。ピンク、赤、白、赤紫などの花色がありますが、色ごとの花言葉は決まっていません。

ネリネは「また会う日を楽しみに」「幸せな思い出」といった少し寂し気な花言葉がある一方で、「輝き」「華やか」ときらびやかな花言葉も持っています。

異彩を放つのは「忍耐」という花言葉です。実は全ての花言葉は、あるひとつの神話が由来になっているんですよ。詳しくは、後に紹介するギリシャ神話「水の女神・ネーレーイス」をご覧ください。

ネリネにはとても多くの品種があり、その数はおよそ30種。人気の品種は「ポーデニー」「マリーチューダ」「カナスタ」になります。

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別れの言葉に添えるのは、キラキラ輝く華やかな笑顔

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ネリネの花言葉に関する逸話「水の女神・ネーレーイス」

ネリネの名前の由来や花言葉が持つ意味は、ギリシャ神話「水の女神・ネーレーイス」からきています。

ネリネの花言葉の意味!「水の女神・ネーレーイス」

「海の老人」といわれるネーレウスとオーケアノス夫妻の娘である水の女神・ネーレーイスは、両親や50人を超える姉妹と共にエーゲ海の洞窟で暮らしていました。

その容姿はとても美しく、ネーレーイスの姿を目撃した人はその美しさに見惚れ、幸せな気持ちになり、ネーレーイスとのまたの再会を心待ちにしていたそうです。

ネリネの花言葉である「華やか」「輝き」はネーレーイスの容姿から、そして「また会う日を楽しみに」「幸せな思い出」は目撃した人の気持ちが由来となっているんですね。

そして「忍耐」という花言葉、これはネーレーイスの父親・ネーレウスがとても厳しく、自由な生活ができなかったネーレーイスの心を表しているそうです。

ネリネの名前の由来・意味

ネリネの名前は、女神・ネーレーイスの容姿が由来となっています。太陽光を浴びるとキラキラと光るネリネの姿は、ネーレーイスの容姿と同じくらい美しいという意味があるようです。

花言葉を添えてネリネを贈りませんか?

華やかで品のあるネリネの花、大事な人にプレゼントするのもいいですね。より印象深い贈り物にするために、ぜひ花言葉を添えて渡してみましょう。

お別れの贈り物に

花言葉「また会う日を楽しみに」「幸せな思い出」は、別れにピッタリな花言葉です。引越、転勤、転校などでお別れする方に、ネリネの花と一緒に花言葉をメッセージカードに添えて贈りましょう。

きっと贈ったあなたも、贈られた方も、「幸せな思い出」として心に残りますよ。

誕生日やお祝いの贈り物にも

ネリネが持っている花言葉は、寂しいものばかりではありません。「華やか」「輝き」と言う素敵な花言葉も持っていますので、お祝いのギフトにも使用できます。

ネリネの花が咲くのは10~11月ですので、この時期にお誕生日を迎える方にはネリネの花束を贈ってみてはいかがですか?

ネリネに似てる花!違いと見分け方

花苗の中には、ネリネにそっくりなものがあります。中でも、特にネリネと似ている花苗を3つ紹介しましょう。

花言葉は「情熱・独立」ヒガンバナ(彼岸花・リコリス)

彼岸花曼珠沙華、リコリスラジアータなど様々な呼び方があるヒガンバナは、川沿いや畑のあぜ道などに良く咲いています。

ネリネとは同じヒガンバナ属であり、見た目もとてもよく似ています。しかし、光に当たっても反射しない、根に毒を持っている、水気があるところを好む、自生している、このような違いがあります。

花言葉は「恋の訪れ」アガパンサス(紫君子蘭)

夏になると紫や白の爽やかな花を咲かせるアガパンサス。別名「紫君子蘭」と呼ばれています。

こちらもヒガンバナ科に属していますが、ネリネやヒガンバナよりも花数が多く、花型はやや細身でラッパ状です。

花言葉は「深い思いやり」夏水仙(ハダカユリ)

夏水仙は「水仙」と言う名前が付いていますが、よく見かける白や黄色の水仙とは見た目が全く違います。百合に似た花がまとまって咲く姿は、ネリネやヒガンバナとそっくりです。

アガパンサスと同じく、夏水仙も夏に開花します。また、花弁が少し太めなのもネリネと夏水仙の違いといえるでしょう。

ネリネの球根を購入時に注意すること

ここからは、ネリネの生態や植え方、育て方について詳しく解説していきます。

取り扱い時期・植える時期

ネリネの球根は、通年販売されておりいつでも購入可能です。植え付けに適しているのは9月初旬~中旬になりますので、それまでには購入するようにしましょう。

ネリネの球根の植え方

ネリネは、地植えよりも鉢植えの方がおすすめです。高温多湿になりがちな日本の気候はネリネに合わないため、鉢で管理し、ネリネが好む状況を作ってあげてください。

植え方は「浅植え」方法で、球根の上部3分の2程度を地上に出し、お尻側の3分の1だけを植えるようにしてください。

ネリネにおすすめの園芸用土

ネリネは過湿を嫌うため、上手に育てるためには水はけが良く、風が通りやすい土壌を作ってあげることがポイントとなります。

おすすめは、鉢全体の3~4割程度を赤玉土、残りの6~7割は鉢花用の園芸用土と腐葉土を半分ずつ混ぜた用土。まずはここに水をかけ、湿らせてから使用しましょう。球根が元気に育ちやすくなります。

ネリネを植える鉢の選び方

せっかく通気性の良い用土を作っても、鉢がプラスチック製の鉢(プラ鉢)だと風が通りません。鉢は素焼きの鉢にし、根が伸びやすい環境を作ってあげましょう。鉢のサイズは3号~3.5号鉢がおすすめです。

ネリネの育て方

球根を植えた後は、花が咲くのを待つだけですね。とはいえ、間違った育て方だと花が咲かなくなるので注意しましょう。

水やりは過湿に注意

ネリネは過湿を嫌います。湿らせた用土に球根を植えた後は、しばらく水は禁物です。10日~2週間程度は、直射日光を避けて風通しの良い涼しい場所で保管してください。

葉が出てきたら日当たりの良い場所へ移し、3日に1回程度水を与えます。霜が当たると弱ってしまいますので、寒冷地での栽培には気を付けましょう。

越冬させる時には

花が咲き終わったあとは水やりをやめ、翌年に向けて越冬させます。寒いのが苦手なネリネは霜にあたると枯れてしまうので、室内や軒下に移動させてください。

冬~夏は球根のままで休眠期を過ごします。低温と過湿に気を付けながら管理すると、秋にはまた葉を伸ばし始め、きれいな花を咲かせますよ。

 

ネリネの特徴・花の名前の由来

基本情報(ネリネの英語)

目・科・属 キジカクシ目・ヒガンバナ科・ネリネ属
和名・洋名(英語) ネリネ、姫彼岸花・nerine
開花時期 10月~11月
原産地 南アフリカ

参考:Wikipedia ネリネ属より

ネリネの誕生花

ネリネが誕生花として当てられている日付は、6月28日、10月13日、10月17日、11月25日になります。

ネリネの別名「ダイヤモンドリリー」の由来

ネリネは「ダイヤモンドリリー」という別名を持っています。

「ダイヤモンド」は“太陽の光を浴びると花弁が金属のようにキラキラと輝く姿”から、また「リリー」は“ネリネの花ひとつひとつが百合の花に似ていること”から「ダイヤモンドリリー」という名が付けられたそうです。