花言葉

ブルースターの花言葉の意味・由来・誕生花

5弁の花びらがまるで星のようなことから、「ブルースター」と呼ばれるオキシペタルム。

色とりどりの花の中で、ブルーの花は意外と少なく、特に、やさしい水色の花はとても希少。この花は、そんな水色の花の代表選手です。

ブルースターには素敵な花言葉がたくさん付けられており、ウェディングに使われることも多い花。

この記事ではブルースターの花言葉をご紹介するとともに、その逸話や、特徴・名前の由来なども併せてご紹介していきます。

ブルースターの花言葉


それではさっそくブルースターの花言葉を見ていきましょう。

ブルースターの代表的な言葉は「幸福な愛」「信じあう心」

ブルースターの花全般の花言葉 幸福な愛、信じあう心、早すぎた恋、身を切る想い、望郷、星の精

ブルースターの花全般をあらわす言葉には「幸福な愛」「信じあう心」などがあります。

この花には、白やピンクの花が咲くものもありますが、花言葉はどれも同じです。

ブルースターの花言葉に怖い意味はある?

ブルースターを贈りたいけど、怖い意味やネガティブな意味があるのではないかと気にかかりますよね?

でも安心して下さい。ブルースターの花言葉は、「幸福な愛」のように、ほとんどがポジティブな意味です。

唯一ネガティブな意味と言えば、「早すぎた恋」「身を切る想い」でしょうか。どちらも片思いや悲恋を連想する言葉ではありますが、怖いというほどではありません。

ブルースターの花のオリジナルキャッチコピー

空色の花とふわふわの綿毛、ブルースターは優しさで出来た花。

類似の花言葉を持つ花はこちら

3月/3月8日/4月/4月14日/6月/6月14日/「切ない」意味の花言葉を持つ花/「別れ」を意味する花言葉を持つ花/「幸せ」を意味する花言葉を持つ花/「恋」を意味する花言葉を持つ花/「愛」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/白い花の花言葉/青い花の花言葉/

ブルースターの花言葉に関する逸話


ブルースターの花言葉「幸福な愛」「信じあう心」について、美しい花の色にちなんだ逸話が伝わります。

西洋では古くから、「サムシングフォー」と言って、結婚式で花嫁が身につけると幸せになれるという「4つのもの」があります。

その4つとは
「何か古いもの(サムシング・オールド)」
「何か新しいもの(サムシング・ニュー)」
「何か借りたもの(サムシング・ボロウ)」
「何か青いもの(サムシング・ブルー)」
です。

4つのサムシングには、それぞれに意味がありますが、「青」は「純潔」の象徴とされ、聖母マリアのシンボルカラーでもあります。

また、青い色は「誠実」も意味することから、結婚生活における「幸福な愛」「信じあう心」を表します。

この花はヨーロッパでは「幸せを呼ぶ花」とされます。花色は「ベイビーブルー」と呼ばれ、男の子のラッキーカラー。男の子が生まれると、出産祝いに贈られる花なのです。

ピンクや白など、ブルースターの選び方


この花はブルースターという名前で知られていますが、本来は「オキシペタルム」という名前で、青以外に白やピンクなどの花色があります。そんなブルースターの選び方のポイントをお伝えします。

切り花を選ぶときのポイントは、紫の花を避けること!

ブルースターは、花が痛むと紫色に変化します。花もちよくするためには、紫色の花のついた枝は避けた方がよいでしょう。

”ピュアブルー”など青い花のニューフェイス!

元々「ブルースター」というのは、この花に付けられた品種名でした。しかし、「ブルースター」はあまり花もちが良くないため、品種改良され、現在では「ピュアブルー」がよく出回ります。

花びらが細身の「フェアリー」、グラデーションが美しい「エンジェルブルー」なども人気です。

繊細な白い花

ブルーの花と並んで、ウェディングで人気の白い花

「ホワイトスター」や丸い花びらの「エンジェルホワイト」、八重咲の「マーブルハピネス」などがあります。

華やかなピンク・赤の花

ピンク系には、優しい色の「ブライダルピンク」、八重咲の「ラブリーピンク」などがあり、甘い雰囲気。

ローズ系の「ローズスター」、赤い「インカレッド」などは、「ブルースター」とはかなり違った強い印象です

“ホワイトスター””ローズスター”などピンクや白の花言葉は?

ブルースターの花言葉は、「幸福な愛」「信じあう心」など。白やピンクの花が咲くものも、花言葉は同じです。

花言葉を記念に、ブルースターを育ててみよう!


熱帯原産の植物・ブルースター。その育て方のポイントについてお伝えします。

取り扱っている時期

ブルースターの開花時期は、春から秋(5月~10月頃)です。

ブルースターの育て方

●種まき
時期・・・4~6月、9~10月
生苗ポットなどに種を2~3粒まいて、発芽したら間引く。草丈が5~10cmになったら、鉢や地面に植え付け。

●植付け
時期・・・4~9月
鉢植えは5号鉢に1本が目安。地植えは15~20cm間隔で。

●土・肥料
水はけよい土を使用。赤玉土6:腐葉土3:パーライト(または堆肥)1の割合がおすすめ。
肥料は、植え付け時に緩効性の化成肥料を混ぜておきます。

●水やり
土の表面が乾き切ってからたっぷりと水やりします。土が常に湿っていると、花が枯れることも。花や葉に水がかかると痛むので、できるだけ低い位置で水やりするように。

●その他
つるを伸ばすため、倒れないように支柱を立てて株を支えること。
茎や葉を切る時に出る白い樹液は有毒で、手がかぶれることもあるので、触らないように注意。

ブルースターを育てるポイントは?

・日当りの良い場所と水はけよい土で、乾燥気味に育てる

花や葉に水が当たらないようにする

根が傷つくと枯れてしまうので、できるだけ触らないように

・茎を切ると出る白い樹液は、有毒なので注意。

ブルースターを添えた、ロマンティックなブーケ


優しい色の小さな花を咲かせるブルースターと相性の良いロマンティックな花を、花言葉と共に贈ってみましょう。

結婚式には、純潔を表す白いバラやユリと共に

結婚式に持つと幸せになれるという「サムシングブルー」から、白いバラやユリの中に可憐なブルースターを散らしたブーケは大人気。

白いユリとバラの花言葉はどちらも「純潔」で、花嫁にふさわしい花です。

パステルカラーのバラやガーベラと共に、花言葉を添えて

ブルースターの空色は、パステルカラーと相性がよく、特にピンクや淡い黄色のバラやガーベラと合わせたブーケは、あまりの可憐さに、乙女心がくすぐられます。

ピンクのバラの花言葉は「幸福」、黄色は「友情」など。ガーベラにも「希望」「感謝」「親しみやすさ」など、素敵な花言葉がたくさんつけられています。

繊細な小花と組み合わせた野草風ブーケに、感謝をこめて

小さな花のブルースターと同じように、脇役として使われることの多い小花と合わせるのはいかがでしょうか。

繊細やレースフラワーやカスミソウなどと合わせれば、野山から摘んできたかのような野草風ブーケの出来上がりです。

レースフラワーとカスミソウの花言葉には、どちらも「感謝」という意味があります。

ブルースター以外の青い花の花言葉は?


ブルースターのような珍しい青い花は、他にどんな花があるのでしょうか?花言葉も添えてお伝えします。

デルフィニウム、カンパニュラの花言葉

●デルフィニウム
クリアな青い花色が魅力のデルフィニウム。初夏の庭やお祝いのアレンジでも主役となる豪華な花です。

花言葉・・・清明、傲慢、あなたは幸福をふりまく

●カンパニュラ
紫がかった青い色の花をたくさん咲かせるカンパニュラ。カンパニュラはラテン語で「釣鐘」を意味し、和名の「釣鐘草」「風鈴草」も花の形に由来。

花言葉・・・感謝、誠実、思いを告げる

ヤグルマギク、二ゲラの花言葉

●ヤグルマギク
野性味あふれる青紫色の花を咲かせる、ヤグルマギクの英名は「コーンフラワー」。最高品質のサファイアの色「コーンフラワーブルー」の由来です。

花言葉・・・繊細、優美、教育

●二ゲラ
薄い花びらの鮮やかな青が爽やかな二ゲラ。花後に膨らんで実ができる様子もユニークです。実の中の種が黒いことから、和名は「クロタネソウ」。

花言葉・・・深い愛、戸惑い、夢で会えたら

ワスレナグサ、ネモフィラの花言葉

●ワスレナグサ
水色の小さな無数の花を咲かせるワスレナグサ。その可憐な草姿は、切ない花言葉と共に、多くの人の心をとらえます。

花言葉・・・私を忘れないで、真実の愛、親切

●ネモフィラ
青空のように澄んだブルーの可愛らしい小花を咲かせるネモフィラ。春から初夏にかけての花壇の名脇役として人気です。

花言葉・・・清々しい心、どこでも成功、可憐

 

ブルースターの特徴や英語名・花の名の由来


ブルースターの花の基本情報です。

基本情報

目・科・属 リンドウ目・キョウチクトウ科・ルリトウワタ属
和名 ルリトウワタ(瑠璃唐綿)
開花の季節 夏~秋
原産地 ブラジル南部・ウルグアイ

参考:Wikipedia ルリトウワタ より

誕生花と名前の由来

ブルースターの花が誕生花として当てられている日付はこちらになります。

3月8日、4月14日、6月14日の誕生花

ブルースターの花の名前の由来

  • 「ブルースター」とは、五弁の青い花びらから付けられた「品種名」ですが、「オキシペタルム」という呼びにくい名前が、日本では定着せず、品種名がそのまま呼ばれるようになりました。
  • 英名は、サザンスター(southern star)、トゥイーディア(tweedia)。サザンスター(南の星)は、南米原産の植物であることに由来。tweediaはこの花の旧属名。
  • 英語では、「ブルースター」と言うと、チョウジソウ(Amsonia)の事。
  • 学名の「Oxypetalum」は、鋭いことを意味するギリシャ語「oxys」と花弁を意味する「petalon」を組み合わせて作られた言葉。「coeruleum」は「青」という意味のラテン語で、英語で「空色」を意味する「セルリアンブルー」の元となりました。
  • 和名の「瑠璃唐綿(ルリトウワタ)」は、その花色と、果実が「トウワタ」に似ているところから名付けられました。

以上が、ブルースターの花の名前の由来です。