小さなユリのような花姿に、独特な模様が目を引くアルストロメリア。
華やかな雰囲気で贈り物としても人気の花ですが、花姿と同じように素敵な花言葉があるのをご存知でしたか?
この記事ではアルストロメリアの花言葉や、購入時のポイントなども併せてご紹介していきます。
アルストロメリアの花言葉
ではさっそく、アルストロメリアの花言葉について見ていきましょう。
花言葉
アルストロメリア全般 | 持続・未来の憧れ・エキゾチック |
赤のアルストロメリア | 幸い |
ピンクのアルストロメリア | 気配り |
オレンジのアルストロメリア | 友情 |
黄色のアルストロメリア | 持続 |
白のアルストロメリア | 凛々しさ |
青のアルストロメリア | 知性・冷静 |
紫のアルストロメリア | 未来への憧れ・幸運の訪れ |
アルストロメリアの花全般をあらわす花言葉には「エキゾチック」などがあります。異国の雰囲気を思わせる、筋状の模様があるアルストロメリアの花にピッタリな花言葉ですね。
また花の種類や色によっては、別の花言葉が付けられているものもあります。
花言葉全体を見ると、「友情」や「未来への憧れ」など、物事が継続し、発展していくようなイメージのものが多くありますね。
アルストロメリアの花のオリジナルキャッチコピー
あなたと一緒に歩みたい。この先も、ずっと。
類似の花言葉を持つ花はこちら
11月/11月19日/2月/2月18日/3月/3月13日/3月25日/4月/4月18日/8月/8月9日/「友達」を意味する花言葉を持つ花/「希望」を意味する花言葉を持つ花/「幸せ」を意味する花言葉を持つ花/オレンジの花の花言葉/ピンク色の花言葉/仏壇やお墓参りのために準備したい花/友人の日頃のプレゼントに贈りたい花/白い花の花言葉/結婚式やセレモニーで使いたい花/赤い花の花言葉/青い花の花言葉/
アルストロメリアの花言葉に関する逸話
花持ちがよく、切り花としても通年人気のあるアルストロメリアですが、花言葉にも「持続」など物事が続いていく表現があるのには理由があります。
アルストロメリアは、花の寿命が5日から環境によっては2週間と、非常に長持ちのする花です。「持続」という花言葉は、この花の特徴からついたといわれています。
また、西洋の花言葉には「friendship(友情)」「devotion(献身的な愛)」などがあります。
この花をヨーロッパ人として初めて見たのは、博物学者でもあったスウェーデンの男爵クラース・アルストレーマーであったといわれています。
花を見た彼は、大学時代の教授でまた親友でもあった植物学者カール・フォン・リンネに、その種を送りました。彼はリンネのために植物採取を行うなど献身的だったといいます。
後にリンネにその功績を称えられ、男爵の名を取りアストロメリアは名付けられたといわれています。おそらく、西洋の花言葉はこのようなことが由来になっているのでしょう。
このように、アルストロメリアは花として場を華やかに飾るだけでなく、花言葉としても、ポジティブなイメージを伝え親しまれてきたのですね。
アルストロメリアの選び方のポイント
野生種は60~100種あるといわれるほど、たくさんの種類があるアルストロメリアの花ですが、贈り物にしたい時は、色ごとについている花言葉で選ぶのもおすすめです。
では色別の花言葉を、色が持つイメージと一緒にくわしく見ていきましょう。
赤のアルストロメリア:花言葉「幸い」
赤といえば「愛情・情熱」のイメージ。幸福感のある色です。アルストロメリア全般の花言葉も合わせると、「幸せが続きますように」そんなメッセージが伝えられそうです。
オレンジのアルストロメリア:花言葉「友情」
オレンジは、植物学者リンネとアルストレーマー男爵とのエピソードに由来するといわれています。オレンジは「親しみ」を感じさせる色。大切なお友達へプレゼントしたいですね。
黄色のアルストロメリア:花言葉「持続」
黄色は「明るさ・希望」などのイメージ。黄色は周囲を明るくさせる色でもあります。花全般の花言葉を合わせ「良いことが続きますように」と願いたい時に良いかもしれませんね。
ピンクのアルストロメリア:花言葉「気配り」
こちらも、植物学者リンネが、種を送ってくれた親友の名を花に名付けたことが由来になっています。ピンクは「思いやり」などの色。いつも優しくしてくれるお友達にいいですね。
白のアルストロメリア:花言葉「凛々しさ」
白は「純粋・無垢」などの色。アルストロメリアの、美しく堂々と咲く花姿は「凛々しさ」という花言葉がよく似合います。就職など、新しい門出をお祝いする時にも良さそうです。
青のアルストロメリア:花言葉「知性」「冷静」
青は「鎮静・抑制」などの色で、特にロイヤルブルーなどは英国王室の公式の色でもあり、高貴なイメージを持っています。目上の方など、素敵な女性に似合いそうな色です。
紫のアルストロメリア:花言葉「未来への憧れ」など
紫は「癒し・神秘的」などをイメージさせます。未知なるものへの憧れという意味で、「これからの発展に期待しています」とメッセージを伝えたい時にも良いかもしれません。
アルストロメリアを贈り物にする時に気をつけること
華やかな雰囲気があると人気のアルストロメリアは、神仏の前で行う神聖な儀式などにも用いられることがあります。では、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
仏花として使われるケースも
あでやかなイメージもあるアルストロメリアですが、数本でも華やかさが出ることで、仏花として利用されるケースも多くあります。
仏花としての組み合わせは、3色では「白・黄色・紫」、5色では「白・黄色・紫・赤・ピンク」が良いとされています。色を組み合わせて贈るときは、気を付けましょう。
ガーベラの花言葉を添えて明るい印象に
他の花を組み合わせれば、より明るいイメージで気持ちを伝えることもできます。
例えば、花言葉全体や色別に見ても、花言葉に前向きな意味が多くついている「ガーベラ」などはいかがでしょうか。
ガーベラ全般の花言葉は「希望・前進」。見た目も可愛らしく、幸福感あふれる花姿です。他の花を添えることで、より明るく素敵な印象になります。
怖い花言葉はある?
黄色の花の花言葉には、ネガティブなイメージの花言葉もあります。黄色は、西洋において下品な色とされており、日本においては幼稚なイメージもあるようです。
調べてみたところ、アルストロメリアにはないようです。心配な場合は、前述のように、明るいイメージの花を添え、全体でポジティブなイメージにするといいですよ。
贈り物にする時は、別の意味になってしまわないよう、メッセージを書いて添えたり、明るい印象になるように全体をまとめたりするなど、気持ちをしっかりと伝える工夫が大切です。
アルストロメリアの花の購入時に留意したいこと
それではアルストロメリアの花を購入するときのポイントについて、くわしく見ていきましょう。購入するときの参考にしてみてくださいね。
取り扱っている時期
アルストロメリアはおもに5月~7月に開花時期を迎え、その時期に合わせて咲いた花が店頭に並びます。
この時期、生花コーナーがある一部のスーパー、園芸店、ホームセンターでも取り扱うことがあります。
大抵の場合は、フラワーショップであれば通年で取り扱いがあります。
ブーケ(花束)にするかアレンジメントにするか決めよう
アルストロメリアの花を添えたブーケ(花束)やアレンジメントを買いたい場合、フラワーショップなどのお店の方に、どちらを作りたいのか相談してみましょう。
イメージなどが決まっている場合は、入れてほしい花や、リボンなどの包装用の素材をあらかじめ伝えておきます。
自分で選ぶのは自信がないという場合は、色や用途を伝え、店員さんにおまかせで作ってもらうと安心です。プレゼントする方の大体のイメージも伝えておくと良いですよ。
お店によってはメッセージカードや小さなぬいぐるみ、キャラクターのピックを添えることもできます。希望がある場合は、お店の方に直接相談してみましょう。
アルストロメリアの保管方法
アルストロメリアの花をプレゼントされたら、どのように保管すれば良いのでしょうか。
花束(ブーケ)の保管方法
プレゼントとしてブーケをいただいたら、まずは包装してある素材をはずします。次に、以下の方法で水揚げをしてから花瓶などに飾っておくと、長く楽しめますよ。
水切り
- 茎を水につけ、切り口から3~5センチの部分を水の中で斜めに大きくカット。
- しばらくそのままつけておく。
水揚げをして花瓶に飾った後は、水を変えるたびに水切りをするとより長持ちします。そこでひとつ、アルストロメリアを楽しむための知っておくとよいことをご紹介しますね。
アルストロメリアはユリズイセン(百合水仙)とも呼ばれ、名前の通りユリのようにおしべに花粉がついています。
花粉は洋服などにつくと落ちにくいことがあるため、つぼみがある場合は、花が開き始めたら早めにピンセットやティッシュなどでやさしく取り除きましょう。
アルストロメリアの特徴や花の名の由来
アルストロメリアの花の基本情報です。
基本情報
目・科・属 | ユリ目・ユリズイセン科・アルストロメリア属 |
和名・洋名 | 百合水仙(ユリズイセン)・Lily of the Incas |
開花時期 | 5~7月 |
原産地 | 南アメリカ |
参考:Wikipedia アルストロメリア属、 季節の花300 より
アルストロメリアの花の誕生花と名前の由来
アルストロメリアの花が、誕生花としてあてられている日付はこちらになります。
2月18日、3月13日、3月25日、4月18日
白:11月19日、赤:8月9日
名前の由来
1753年南米旅行中、花を見た博物学者アルストレーマーが植物学者カール・フォン・リンネに種を送り、親友でもあるアルストレーマを称え、リンネが命名したといわれています。