花言葉

アイビー(ヘデラ)の花言葉の意味・由来・誕生花

観葉植物として、カラーリーフとして、またグランドカバーや壁面緑化など、様々なシーンで使えるつる性植物、アイビー。

利便性があり、丈夫で育てやすいことでも一目置かれるアイビーですが、花言葉の中には怖い意味を含んでいるものがあるんですよ。

アイビーの怖い花言葉とその由来、育て方やアレンジ法など、アイビーの魅力と共にお伝えします。

アイビー(ヘデラ)の花言葉

アイビーの学名はHedera(ヘデラ)。こちらの名前でも有名ですよね。では早速、花言葉を見ていきましょう。

誠実だけど怖い。アイビー(ヘデラ)の花言葉

アイビーの誠実な花言葉 永遠の愛、結婚、誠実、友情
アイビーの怖い花言葉 死んでも離れない、不滅

アイビーの花言葉には「永遠の愛」「結婚」「誠実」「友情」といった誠実な花言葉と、「死んでも離れない」「不滅」といった怖い花言葉が併存しています。

花言葉の由来は後に解説するとして、まずはアイビーの花について紹介しておきましょう。

アイビーに花は咲くの?

葉とつるのイメージが強いアイビーですが、夏の終わりから冬にかけて、小さな黄色い花を咲かせるんですよ。

とても小さいのでなかなか気づかれないアイビーの花、機会があったら探してみてくださいね。

オリジナルキャッチコピー

「誠実で一途」な愛 見方を変えると「死んでも続く鎖」の愛

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アイビーの花言葉に関する逸話「2種類の意味」

前の章で紹介したように、アイビーには誠実な花言葉と、怖い花言葉の2種類があります。それぞれの由来を解説していきます。

誠実な花言葉の由来

つた性植物のアイビーは、近くにあるものに絡みつきながら成長していきます。この性質を生かしたものが、フェンスや壁面に沿わせたアイビーのグリーンカーテンです。

この絡みつく習性は、見方を変えるとまるで周囲の人たちと仲良くしているように見えませんか?

この姿が「永遠の愛」「結婚」「誠実」「友情」という花言葉の由来となったようです。

怖い花言葉の由来

周りと仲良くしているように見え、一方で一度絡みつくとなかなか離れないという特性を持つアイビー。

根は吸盤のように張り付き、成長するにつれてつたが木のように固くなります。どんどん取り除くのが困難になる姿は、まるで「絶対に離れない」と言っているようですね。

「死んでも離れない」「不滅」という怖くてネガティブな花言葉は、この姿が元になっています。

花言葉を添えて贈ろう!アイビーの選び方

育てやすく、見た目もおしゃれなアイビーをプレゼントにしてみませんか?一緒にあなたの思いを花言葉にのせて贈ると、きっと喜ばれますよ。

1,000種にも及ぶアイビーの中から、特に人気の高い品種をチョイスしましたのでぜひ参考にしてくださいね。

レースのように繊細「アイリッシュレイス」

星形の細長い葉が特徴的なアイリッシュレイス。房が連なると、まるでレースのように見えることからレイス(レース)という名前がつけられています。

風水に人気の品種「ゴールドチャイルド」

本葉の緑と縁に入る黄色斑のコントラストが美しいゴールドチャイルド風水では金運効果があるアイビーとして知られています。

赤く変わる葉色が魅力「カナリエンシス・バリエガータ」

温かい時期は葉の縁が白く、気温が下がると赤く葉色を変えるカナリエンシス・バリエガータ。葉のサイズが大きく、グランドカバーやフェンスに這わせる時にも利用されます。

まるで繊細なプリンセス!「白雪姫」

葉の色が全体的に白っぽく、ところどころに入る緑と白のグラデーションがとてもきれい白雪姫。気温が低くなってくると、真っ白な新芽を出します。

番外編・花言葉「変わらぬ思い」マーガレットアイビー

アイビーに似た葉を持ち、マーガレットのような花を咲かせるマーガレットアイビー。アイビーの品種ではありませんが、花が楽しめることで人気の常緑つる性植物です。

アイビーより怖い?意味深な花言葉を持つ花

花苗の中には、アイビーのように意味深で怖い花言葉を持っている花苗があります。プレゼントとして贈るときには充分気を付けてくださいね。

クロッカスの花言葉は「裏切らないで」

春になると黄色や白、青紫のキュートな花を咲かせるクロッカス青紫の花限定に付けられた花言葉「愛の後悔」です。

恋仲を引き裂かれた男女が自ら命を落とし、そのことを哀れんだ神が男性をクロッカスに、女性をスミラックスに変えた、というギリシャ神話が由来となっています。

ガマズミの花言葉は「私を無視しないで」

春の新緑、夏には花、秋に紅葉、冬の赤い実と、四季折々の姿を楽しませてくれるガマズミ。花言葉は「私を無視しないで」です。

年間を通して見ごたえがあり、「もっと私を見て!」と言わんばかりに自身を表現している姿が花言葉の由来のようです(諸説あり)。

アザミの花言葉は「復讐」

ボンボンのようなピンク色~紫色の花を咲かせる野生草、アザミ。花言葉は「復讐」です。

アザミにはトゲがあり、それは「私に触らないで」という暗黙の表現。それでも触ってこようとする人にはトゲで攻撃する…という話が花言葉の由来となっているようです。

オダマキの花言葉は「愚か者」

花びらと萼が重なり合ってティアラのように見える花、オダマキ。可愛らしい姿に反し「愚か者」という独特な花言葉を持っています。

オダマキは英語でcolumbine(コロンバイン)といい、これはピエロの童話に出てくる女性の名前と同じです。その女性が愚か者だったことが花言葉の由来になりました。

アイビーを購入する前に考えて欲しいこと

見た目がおしゃれなだけでなく、丈夫で育てやすいことも魅力のアイビー。とはいえ、安易に手を出すのは危険です。

なぜなら、アイビーはとても繁殖力が強く、放っておくとアッという間に広がってしまう恐れがあるからです。手が付けられなくなる前に、必ず剪定を行いましょう。

剪定におすすめな時期は4月~9月です。剪定した枝を挿し木や挿し芽にしておくと、簡単に増やることができますよ。

アイビーの育て方・管理の方法

アイビーはとても丈夫で育てやすい植物です。より元気に育てるためにも、以下のことに気を付けながら管理しましょう。

アイビーの置き場所

屋内で育てる場合は、直射日光を避けた日当たりが良い場所(明るい場所)に置きましょう。半日陰でも育ちますが、日光が不足すると生育不良を起こすこともあります。

屋外で育てる場合も、まる1日直射日光が当たるような場所は避けた方が無難です。

アイビーの水やり

春から秋にかけての水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり与えてください。冬場はほとんど水を欲しません。土の表面が乾いてから3日程度置いてから与えましょう。

定期的に葉に水をかけると、葉ダニなどの害虫防止になりますよ。

アイビーの飾り方

アイビーはとても利便性が高い植物です。鉢で管理して観葉植物に、ハンギングに植えて空中庭園に、また寄せ植えのアクセントや壁面緑化にも最適です。

「インテリアグリーンとして飾りたいけど、家の中に土を持ち込みたくない」という方は、ハイドロカルチャー(水耕栽培)で育ててみてはいかがですか?

ハイドロカルチャーは根が腐れやすいというイメージが強いのですが、根腐れ防止剤を入れることで防止可能ですよ。

アイビーの特徴・名前の由来・誕生花

最後に、アイビーの特徴や名前の由来、誕生花を紹介します。

アイビーの特徴と基本情報

目・科・属 セリ目・ウコギ科・キヅタ属
和名・洋名 アイビー、ヘデラ、木蔦(キヅタ)、Ivy
開花期 9月~12月
原産地 ヨーロッパ、北アフリカ、アジア

参照:Wikipedia キヅタ属より

アイビーはいつの誕生花?

アイビーが誕生花として当てられている日にちは、1月21日、10月10日、10月27日、12月4日、12月20日です。

アイビーの名前の由来

アイビーはツタ植物です。ツタ(蔦)を英語にするとIvy(アイビー)。名前の由来はここからきていますね。

ちなみにアイビーの別名・Hedera(ヘデラ)はラテン語で「しがみつく」という意味があり、建物の壁にしがみつく姿がそのまま名前となりました。