古くから切り花でも親しまれてきた、菊のような花を咲かせるアスターの花。
お盆やお彼岸の時期にも見かける花ですが、素敵な花言葉があるのをご存知でしたか?
この記事ではアスターの花言葉や、購入時のポイントなども併せてご紹介していきます。
アスター(蝦夷菊・薩摩菊)の花言葉
ではさっそく、アスターの花言葉について見ていきましょう。
花言葉
アスター全般 | 追憶・信じる恋・変化 |
赤 | 変化 |
ピンク | 甘い夢 |
白 | 信じてください |
青 | 信頼 |
紫 | 恋の勝利 |
アスターの花全般をあらわす花言葉には「追憶」があります。はかなげな花の種類もあるアスターの花にピッタリな花言葉ですね。
色別に見ると、「甘い夢」などロマンティックな花言葉もついています。
花言葉全体を通して見てみると、「信じる恋」や「恋の勝利」といった、恋する乙女心を表現したものが多くありますね。
アスターの花のオリジナルキャッチコピー
この想いを信じたい 時とともに忘れてしまわぬように
類似の花言葉を持つ花はこちら
11月/11月28日/4月/4月10日/4月22日/4月3日/8月/8月29日/9月/9月10日/「勝利」を意味する花言葉を持つ花/「恋」を意味する花言葉を持つ花/「愛」を意味する花言葉を持つ花/ピンク色の花言葉/仏壇やお墓参りのために準備したい花/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/赤い花の花言葉/青い花の花言葉/
アスターの花言葉に関する逸話
鮮やかなピンクなどの愛され色の多いアスターの花ですが、花言葉にも「信じる恋」など、恋愛に関する表現があるのには理由があります。
アスターの花は、古くは「好き、嫌い…」と花びらを一枚ずつちぎり、最後に残った花びらで恋の行方を占う「恋占いの花」としても用いられてきました。
「信じる恋」という花言葉は、このようなことが由来しているといわれています。なんともロマンティックな話ですね。
アスターはもともと中国で自生をしており、中世に中国から宣教師のダンカルヴィルによってパリの植物園に種が持ち込まれ、のちに品種改良が進んだといわれています。
日本においては、アメリカから江戸時代中期に渡来したとされ、品種改良もその時代から始まりました。今では花の色や咲き方など多様な品種が生み出されています。
そういった背景がもとになり、花言葉の「変化」という言葉がついたといわれています。
またアスターは、現在は「エゾギク属」に入っていますが、以前は「シオン属」として分類されていました。その属名であった「紫苑(シオン)」にも、花言葉があります。
「紫苑」は、今昔物語集に「父の死を悼み、それを忘れないように」と“思い草(=これを見た人が心に思ったことを忘れないといわれる花)”として物語の中に登場します。
「紫苑」の花言葉には「追憶」いうものもあります。アスターの「追憶」という花言葉は、もしかすると「紫苑」がどこかで関係しているのかもしれませんね。
アスターの花は、その華やかな花姿だけでなく、歴史や多くの想いを花言葉にのせながら、人々に愛され続けてきたのですね。
アスターの選び方
アスターは世界に500種類以上があるとされ、非常に多くの種類があります。その中で、観賞用としての園芸品種を総じて、「宿根アスター」と呼んでいます。
では、花の咲き方も含め、どんなものがあるのかくわしく見ていきましょう。
アスターの種類(宿根アスターなど)
一般的に「宿根アスター」と呼ばれるものは、「ミカエルマス・デージー」とも呼ばれ、華やかな色を咲かせるものになります。
また小さな花を無数に咲かせるものは、「孔雀アスター」の名前で総称される植物で親しまれているものもあります。
●ミカエルマス・デージー
花の色は、濃い紫系、白、ピンク、えんじ色、紅色など。大きさは約3~4㎝。
枝は細めで大部分はユウゼンギクとネバリノギクの園芸品種で、膨大な種類があります。
欧米では、アスターが9月29日の大天使ミカエルの祝日ごろに咲くことから「ミカエルマス・デージー」と呼ばれています。
●孔雀アスター
花の色は、白、薄いピンク、紫、青紫など。大きさは約1~2㎝。
細い枝をたくさん伸ばして花をたくさんつけるのが特徴。最盛期の見た目は、文字通り孔雀の羽のよう。
別名「孔雀草(クジャクソウ)」としても親しまれています。
咲き方の種類
アスターの花の咲き方は、大きく分けると3つの種類があります。プレゼントの場合は、
花の形で選んでみるのもおすすめですよ。
一重咲き
花びらが重ならず、一重で咲きます。印象としてはすっきりとした感じです。
八重咲き
花びらが何枚にも重なって咲く咲き方です。こちらは豪華な印象です。
ポンポン咲き
まるいドームのような形でさく咲き方です。文字通り、毛糸のポンポンのようで可愛い印象です。
アスターの花を贈り物にする時に気を付けること
華やかな花姿のアスターの花ですが、贈り物にする時には、ちょっとした気遣いが必要なこともあります。ではどんなことに気を付けたらよいのか見ていきましょう。
仏花として使われるケースも
華やかな印象をもつアスターの花ですが、色や種類によってはお盆やお彼岸など、仏花としても利用される場合があります。
仏花としての組み合わせは、3色では「白・黄色・紫」、5色では「白・黄色・紫・赤・ピンク」がよいとされています。
色を組み合わせて贈るときは、悲しみの意味にならないよう気を付けましょう。
明るい花言葉を添えよう!(ガーベラの花言葉など)
「希望・前進」など、全体的に明るい意味の花言葉をもつガーベラの花。アスターはもともとキク科の植物なので、同じキク科のガーベラの花と合わせても相性抜群です。
幸福感あふれるガーベラの花姿に加え、花言葉でも良い意味が多いため、アスターの色別の花言葉を組み合わせたとしても、全体でポジティブな意味になるところがおすすめ。
お祝い事で贈る場合は、見た目も含め、花言葉としても明るい印象でプレゼントできれば、贈った方にも喜ばれそうですね。
贈り物にする場合は、別の意味にならないよう、メッセージを書いて添えたり、明るい印象に変えたりするなど、気持ちをしっかりと伝える工夫が大切です。
アスターの花、購入時のポイント
それではアスターの花を購入するときのポイントについて、くわしく見ていきましょう。購入するときの参考にしてみてくださいね。
取り扱っている時期(切り花など)
アスターはおもに6月~8月に開花時期を迎え、その時期に合わせて咲いた花が店頭に並びます。
この時期、生花コーナーがある一部のスーパー、園芸店、ホームセンターでも取り扱うことがあります。
大抵の場合は、切り花であればフラワーショップで通年取り扱いがあります。
購入するときは花の形にも注目
アスターは先述したように、花の形にも特徴があります。もしブーケやアレンジメントにするなら、贈る人のイメージに合わせて選んでみるのも素敵ですよ。
大人っぽく仕上げたいなら八重咲きのもの、可愛く仕上げたいならポンポン咲きのものなど、花言葉もあわせながら考えるのも楽しいですね。
お店に出向いたら、好みの咲き方の花があれば伝え、全体の色合いや用途、あれば贈る人のイメージを伝えれば、より自分のイメージに近い形で仕上がりますよ。
自分で選ぶのは自信がないという場合は、大体のイメージを伝えて、フラワーショップの店員さんに、おまかせで選んでもらうのもひとつの方法です。
また、お届けサービスがある場合、お店によっては、カードなどを一緒に添えるサービスをしているところもあるので、直接相談してみるといいですね。
アスターの花の保管方法
せっかくいただいたプレゼント、できれば長く楽しみたいものですよね。長く楽しむためのポイントをくわしく見ていきましょう。
花束(ブーケ)の保管方法
プレゼントとしてブーケをいただいたら、まずは包装してある素材を外します。次に、以下の方法で水揚げをしてから花瓶に飾っておくと、より長く楽しめますよ。
水切り
- 茎を水につけ、切り口から3~5センチの部分を水の中で斜めに大きくカット。
- しばらくそのままつけておく。
湯揚げ
- 新聞紙から約10㎝茎が出た状態になるよう、花を包む。
- 鍋に60~80℃の湯を1~1.5㎝くらい張って茎をつける。
- そのあと10秒くらいつけて、茎の色が変わったら取り出す。
- 新聞紙をまいたまま、全体の半分以上がつかるように水に1時間以上つけておく。
水揚げをして花瓶に飾った後は、水を替えるたびに水切りをするとより長持ちしますよ。ではここで、アスターを楽しむためのポイントをご紹介しますね。
- 茎やガク、咲きそうにないつぼみは整理しましょう。
- 葉は傷みやすいので、不要な葉は摘み取っておきましょう。
おうちアレンジメントの方法
いただいたブーケ。飾りたいけど花瓶が家になくて…。そんな時はカンタンなアレンジで楽しんでみるのもおすすめです。
例えば空き瓶など、身近なものを使ったアレンジはいかがでしょうか。
空き瓶だけでは寂しいという場合は、空き瓶に麻ひもを巻いてみたり、ラベルを貼ってみたりしてもおしゃれです。バスケットに活けても可愛いですよ。
アスターの特徴や花の名の由来
アスターの花の基本情報です。
基本情報(英語名など)
目・科・属 | キク目・キク科・エゾギク属 |
和名・洋名 | 蝦夷菊(エゾギク)、China aster |
開花時期 | 6~8月 |
原産地 | 中国北部 |
参考:Wikipedia シオン属、Green Snap より
豆知識:アスターの別名
アスターの別名には蝦夷菊(エゾギク)、薩摩菊(サツマギク)があります。
「シオン」について(花言葉も)
「シオン(紫苑)」はキク科シオン属の植物です。花言葉には「追憶」「追想」「遠方にある人を思う」「君を忘れない」などがあります。
アスターの花の誕生花と名前の由来・意味
アスターの花が、誕生花としてあてられている日付はこちらになります。
4月3日、4月10日、4月22日、8月29日、11月28日
白:9月10日
名前の由来
「アスター」は古代ギリシャ語の「Aster(アステル:星の意味)」から来ており、花の形が放射状になった星の形に似ていることから「アスター」がついたといわれています。