真っ赤な花を大きく広げて咲く南国の花、ハイビスカス。ハワイのレイ(首飾り)や髪飾りとしてもお馴染みですね。
ハイビスカスには「元気を貰える」「夏をお庭を明るく演出してくれる」という声も多く、日本でも多くの家庭で栽培されいます。
そんなハイビスカスには、3種類の花言葉があるのを知っていますか?
ここではハイビスカス2種類の花言葉やその由来、育て方などを紹介していきます。ハイビスカスの魅力を思う存分楽しんでくださいね。
ハイビスカスの花言葉
ハイビスカスの花言葉は、美しさを表す花言葉と、たくましさを表す花言葉、宗教の意味が込めらえた花言葉に分かれています。
ハイビスカスの花言葉
ハイビスカスの美しい花言葉 | 繊細な美、新しい恋、上品な美しさ、華やか |
ハイビスカスのたくましい花言葉 | 勇気ある行動、勇ましさ |
宗教の意味が込められた花言葉 | あなたを信じる |
ハイビスカスは1日花(朝に新しい花を咲かせ、夕方にはしぼみ、翌日には別の花が開花する花)です。
毎日新しい花を咲かせる生態が「繊細な美」「新しい恋」、またハイビスカスの見た目の美しさからが「上品な美しさ」「華やか」という花言葉になりました。
花が大きく開く様子や真っ赤な花色は「勇気ある行動」「勇ましさ」という花言葉で表現されました。
そして「あなたを信じる」という花言葉は宗教の意味が込められているのですが、こちらは後述する「花言葉に関する逸話」の中で詳しく解説してきます。
ハイビスカスには何色がある?青色は?
ハイビスカスといえば赤色をイメージする人が多いと思いますが、その他にも白、オレンジ、黄色、ピンクなど、明るい花色が揃っています。
ハイビスカスに似た花・通称ブルーハイビスカスという花がありますが、これはアリオギネに属する花であり、正確にはハイビスカスではありません。
類似の花言葉を持つ花はこちら
11月/11月10日/7月/7月11日/7月14日/7月23日/7月25日/8月/8月10日/8月12日/8月18日/8月1日/8月21日/8月25日/8月31日/9月/9月22日/「恋」を意味する花言葉を持つ花/オレンジの花の花言葉/ガーデニングに使いたい花/ピンク色の花言葉/プロポーズの時に用意したい花/創作などのキャラクターに使いやすい花/友人の日頃のプレゼントに贈りたい花/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/結婚式やセレモニーで使いたい花/誕生日のお祝いにピッタリな花/赤い花の花言葉/
花言葉に関する逸話「あなたを信じます」
ハイビスカスの「あなたを信じる」という花言葉は、宗教上の意味が関係しているといわれています。
ハイビスカスはマレーシアの国花
ハイビスカスは、マレーシアの国花です。マレーシアでは、国花であるハイビスカスの5枚の花びらに意味をつけています。
- 神様を信じる
- 国や国王を思う
- 法律を守る
- 法律に沿った国を作る
- 徳を積む
マレーシアといえばイスラム教徒が多く存在している国ですが、日本と同じく信仰の自由も認められています。
それぞれの宗教の神、国や国王、法律を信じる心そして徳を積む行動、これらを全てを含めた心を持つこと、それが「あなたを信じる」という花言葉の由来になったそうです。
花言葉を添えて!シーン別・ハイビスカスの選び方
贈答品としても人気のハイビスカス。花言葉を一緒に添えることで、ワンランク上の贈り物になりますよ。ここでは、シーンに合わせたハイビスカスの贈り方を提案します。
誕生日や記念日にピッタリなハイビスカス
ハイビスカスは、初夏~夏に誕生日を迎える方へのプレゼントに最適です。贈る相手やシーンに応じて「勇ましさ」「繊細な美」「上品な美しさ」「華やか」という花言葉を添えましょう。
誕生日以外にも、お世話になった方へのお礼、結婚記念日、長寿のお祝いなどにもおすすめですよ。
結婚式、プロポーズにも
結婚を望む相手へのプロポーズと一緒に、ハイビスカスの花束を渡しませんか?この時に選びたい花言葉は「あなたを信じる」。
また、ハイビスカスは結婚式のブーケにも使われることが多く、愛を確かめる場、または伝える場にピッタリの花といえます。
紅茶好きにはハイビスカスティー
紅茶の原料にもなっているハイビスカス。真っ赤な色と甘酸っぱい味と香りが人気のハイビスカスティーは、紅茶好きな方に喜ばれており、贈答品としても喜ばれる一品です。
ハイビスカスの他にも!夏のイメージがある花
ハイビスカスの他にも、夏の花壇を彩る花はたくさんあります。その中から特にガーデニングに選ばれることが多い人気の花を集めてみました。
花言葉は「あなただけを見つめる」ひまわり
日本の夏を代表する花、ひまわり。太陽の方に花を向ける性質から「あなただけを見つめる」という花言葉が付けられました。子供から大人まで、たくさんの人に愛されている花です。
花言葉は「情熱」ブーゲンビリア
赤やピンク、紫色など、美しい花色が楽しめるツタ性植物、ブーゲンビリア。花言葉は「情熱」です。春から秋にかけて開花が楽しめます。
花言葉は「気品」プルメリア
ハイビスカス同様、ハワイのレイ(首飾り)に使用されているプルメリア。花言葉は「気品」です。白く上品な花を咲かせます。
花言葉は「感謝」ダリア
幾重にも重なる花びらが魅力的なダリア。花言葉は「感謝」です。明るい色やシックな色、ボール咲きやデコラ咲など、多くのバリエーションが楽しめる花です。
ハイビスカスを購入する前に留意したいこと
ハイビスカスの苗を購入する前に、まずは栽培上の注意を知っておきましょう。
南国の花・ハイビスカスは寒さに弱い
ハイビスカスは寒さに弱いため、冬は室内で管理する必要があります。地植えではなく、鉢植えで育てましょう。
実は猛暑にも弱いハイビスカス
夏のイメージが強いハイビスカスですが、実は猛暑期になると元気がなくなります。
夏場は直射日光を避け、半日陰に移動させなければなりません。照り返しにも弱いので、コンクリートの上ではなくフラワースタンドの上に置くなどといった配慮が必要です。
苗の購入時期
ハイビスカスの苗は4月下旬から出回ります。6月までには購入し、ポットより一回り大きな鉢に植え替えましょう。
土は赤玉土7割:腐葉土3の割合で混ぜた土、もしくは市販の培養土を使用しましょう。
ハイビスカスの育て方・水やり・管理方法
ハイビスカスの栽培に大事なポイントは3つ、置き場所、水やり、植え替えです。
ハイビスカスの置き場所・冬越し
前章で紹介したように、ハイビスカスを育てるには夏の猛暑と冬の寒さに気を付けなければなりません。
春と秋は日当たりの良い場所に置き、夏は直射日光を避けて半日陰に移動させましょう。
冬は室内で管理します。日光が当たる窓際などに置き、温度が下がる夜は窓際から下げて冬越させましょう。
ハイビスカスの水やり
春から秋にかけての水やりは毎日、冬は土の表面が乾いたら与えるようにします。
特に開花期(初夏~秋頃)は、水枯れしないよう1日に2回(朝と夕)にたっぷり与えましょう。
ハイビスカスの植え替え
ハイビスカスは根の成長が早い植物です。鉢の中で根詰まりを起こすと、水や土の中の栄養分を吸収しにくくなり、株が弱ってしまいます。
1年~2年に1回、一回り大きな鉢へ植え替えましょう。
ハイビスカスの特徴・名前の由来・誕生花
それでは、ハイビスカスの基本情報です。名前の由来や誕生花、英語名などを紹介していきます。
ハイビスカスの基本情報・英語名
目・科・属 | アオイ目・アオイ科・ハイビスカス属 |
和名 | ハイビスカス、仏桑華(ブッソウゲ) |
英語名 | Hibiscus、Rosemallow、Hollyhock |
開花期 | 6月~10月 |
原産地 | ハワイ諸島、マスカレン諸島、中国南部 |
ハイビスカスはいつの誕生花?
ハイビスカスが誕生花として当てられている日にちは、7月11日、7月14日、7月23日、7月25日、8月1日、8月10日、8月12日、8月18日、8月21日、8月25日、8月31日、9月22日、11月10日です。
ハイビスカスの名前の由来は?
ハイビスカスという名前は、学名:Hibicus rosa sinensis(ヒビスクス・ローザ・シネンシス)のHibicusが由来となってつけられました。
また日本での別名・仏桑華(ブッソウゲ)は、南方の木を表す言葉「仏桑」に「華」がつけられたもの、すなわち南方の木の花という意味が花名の由来となったようです。