花言葉

弟切草(オトギリソウ)の花言葉の由来・意味・誕生花

春の終わりから夏にかけ、小さな黄色い花を咲かせる弟切草(オトギリソウ)。秋につける赤い実は、切り花やフラワーアレンジメントの花材にも使用されます。

とても可愛らしい花と実をつける弟切草ですが、花言葉は怖くてネガティブな言葉が揃っていることを知っていますか?

ここでは弟切草につけられた怖い花言葉とその由来、育て方などを紹介します。

同じように「怖くてネガティブな花言葉」がつけられている他の植物も掲載していますので、弟切草と併せてご覧ください。

弟切草の花言葉

まずは、「怖い」という噂があるの弟切草の花言葉を見てみましょう。

怖い意味ばかり!弟切草の花言葉

弟切草の花言葉 秘密、恨み、敵意、迷信、盲目、盲信

弟切草につけられた花言葉は「秘密」「恨み」「敵意」「迷信」「盲目」「盲信」です。どれも怖くてネガティブな印象を受けますね。

「秘密」「恨み」「敵意」の花言葉にはある兄弟の悲しい物語が、「迷信」「盲目」「盲信」にはヨーロッパに伝わる風習が関係しているようです。

詳しくは次章「花言葉に関する逸話」をご覧ください。

オリジナルキャッチコピー

兄が悪いか弟が悪いか 浴びた血飛沫は葉に受け継ぐ

類似の花言葉を持つ花はこちら

11月/11月19日/6月/6月24日/「怖い」意味の花言葉を持つ花/ガーデニングに使いたい花/嫌いな人やライバルにこっそり贈りたい花/

花言葉に関する逸話「鷹匠の兄弟」「魔除け」

弟切草の花言葉の由来となった兄弟の悲しい物語「鷹匠の兄弟」、そしてヨーロッパに伝わる風習「魔除け」は次のような話になります。

花言葉「秘密」「恨み」「敵意」の由来

あるところに鷹匠(鷹を飼育して躾け、鷹狩りを行う日本伝統の文化)に従事していた兄弟がいました。

この兄弟の腕前はたいしたもので、特に鷹が怪我をした時の手当ては別格。傷の治りが良く、鷹の回復がとても速かったそうです。

他の鷹匠が不思議に思ってて手当の方法を尋ねてみても、兄弟は一切口を割りませんでした。

そんなある日、とうとう弟が秘密を喋ってしまいます。「ある草を使って傷を治している」と。

秘密をバラした弟に腹を立てた兄は、怒りのあまり弟を切り殺してしまいました…。

この物語から「弟切草」とう名前がつき、「秘密」「恨み」「敵意」という花言葉がつけられました。弟切草の葉の黒い模様は、当時の血飛沫が染みついたものだと言われています。

花言葉「迷信」「盲目」「盲信」の由来

ヨーロッパに伝わる風習で、聖・ヨハネの日(6月24日)の前夜に薬草を刈る風習があります。この日に刈り取られた薬草には魔除けの効果が宿るそうです。

西洋弟切草(別名:セントジョーンズワート)も刈り取られる薬草のひとつ。

同じオトギリソウ科の植物が魔除けに使われていることが由来となり、「迷信」「盲目」「盲信」という花言葉が付けられたそうです。

弟切草に似ている花

オトギリソウ科に属している花の中には、弟切草にそっくりな黄色い花と赤い実をつける植物があります。

花の名前と花言葉、見分け方を紹介していきます。

花言葉は「予言者」 西洋弟切草(セイヨウオトギリソウ)

ヨーロッパでは魔除け効果があるとされている西洋弟切草(別名:セントジョーンズワート)。花言葉は「予言者」です。

弟切草よりも花びらが大きく、楕円形をしています。

花言葉は「悲しみを止める」 金糸梅(キンシバイ)

オシベの数が多く、花びらが円形に近い形をしている金糸梅(キンシバイ)。花言葉は「悲しみを止める」です。

梅の花に似ていること、そして50本にも及ぶオシベが糸のように見えることから金糸梅という名付けられました。

花言葉は「気高さ」 美容柳(ビヨウヤナギ)

放射状に立ち並ぶ複数のオシベを持つ美容柳(ビヨウヤナギ)。花言葉は「気高さ」です。

柳のように垂れさがった幹に鮮やかな黄色の花を付ける様子から、美容柳という名前がつけられました。

弟切草の他にも…怖い・ネガティブな花言葉を持つ花

スノードロップ

弟切草の他にも、怖い花言葉やネガティブな花言葉を持っている植物はたくさんあるんですよ。贈り物にする時には配慮した方が良さそうです。

スノードロップの花言葉は「死を希望する」?

真っ白な小さな花をうつむき加減に咲かせるスノードロップ。花言葉は「逆境の中の希望」ですが、イギリスでは「死」を意味する花といわれているそうです。

この2つが重なって死を希望する」という花言葉が出回るようになりました。

トリカブトの花言葉は「復讐」

毒があることで知られているトリカブト「復讐」「敵意」というネガティブな花言葉と「騎士道」「栄光」という良い花言葉がついています。

しかしながら毒性を持つ花をプレゼントで使うのは相応しくありません。贈り物には選ばないようにしましょう。

ガマズミの花言葉は「私を無視しないで」

夏には白い花、秋には紅葉、冬には赤い実が楽しめるガマズミ。山に自生していますが、あまり目立たず、園芸界でもメジャーではありません。

「これだけ魅力的なんだから、もっと私に注目して!」という意味から「私を無視しないで」という花言葉がつけられています。

アイビー(キヅタ)の花言葉は「死んでも離れない」

小さなサイズは観葉植物に、大きく育てれば家全体を覆うことができるツタ植物・アイビー(キヅタ)。

一度絡みつくとなかなか取れない様子から「永遠の愛」「死んでも離れない」という花言葉がつけられています。

クロユリの花言葉は「呪い」

大人っぽさを演出する時に使用したい花、クロユリ。花言葉は「呪い」「復讐」です。かっこいい花ですが、プレゼントするのには不向きだといえるでしょう。

白いユリには「純潔」、オレンジには「華麗」、ピンクには「陽気」など、ユリは色ごとに違った花言葉がついています。シーンに合わて色選びを楽しみましょう。

弟切草を購入時に留意したいこと

弟切草の苗を購入する前に気を付けておきたいことや、注意していただきたいポイントを紹介します。

弟切草の苗が出回る時期

弟切草の苗が多く出回る時期は、2月下旬~4月です。種からも育てられますが、苗からの栽培が一般的です。

弟切草とヒペリカムは別種

オトギリソウ科に属している植物の総称してヒペリカムといい、弟切草もまたヒペリカムの一種です。とはいえ「ヒペリカム」と表記されているものが弟切草だとは限りません。

昔ながらの弟切草を購入したい場合は、「ヒペリカム」と表記してあるものではなく、「弟切草(またはオトギリソウ)」と表記されているものを購入するようにしましょう。

弟切草の育て方・水やり・管理

弟切草は、比較的簡単に育てられる植物です。鉢植え、庭植え、どちらでも育てられますので、自宅の環境にあった育て方を選んでください。

弟切草の育て方・鉢植え編

苗の植え付けは3月~4月に行います。ひとつの鉢に一株ずつ、鉢のサイズは3~5号がおすすめです。

植え付けた後はたっぷりと水をあげ、日当たりが良いところで育ててください。水やりは春秋にかけては毎日、冬は控えめにします。夏は1日に2回は与えるようにしましょう。

弟切草の育て方・庭植え編

植え付けは鉢と同じく3月~4月に行います。日当たりが良く、水はけが良い場所を選びましょう。

植えてからしばらくの間は毎日水やりを行います。根付いた後は、雨の水だけで育つようになります。

弟切草の特徴・名前の由来・誕生花

最後に、オトギリソウの基本情報、誕生花、名前の由来を紹介します。

弟切草の基本情報

目・科・属 キントラノオ目・オトギリソウ科・オトギリソウ属
和名・別名 弟切草、オトギリソウ、ヒペリカム・タカノキズグスリ、チドメグサ
開花時期 6月~8月、
原産地 日本、中国、朝鮮半島

参照:Wikipedia オトギリソウより

弟切草はいつの誕生花?

弟切草が誕生花として当てられている日にちは、6月24日11月19日です。

弟切草の名前の由来は?

弟切草という名前は、兄が弟を切り殺した物語が由来となっています。詳しくは前述した「花言葉に関する逸話」をご覧ください。