プリムラの花は「西洋サクラソウ」と呼ばれていて、ジュリアンやマラコイデス、オブコニカなどじつにたくさんの種類があります。
冬の寒い時期から春にかけてカラフルな色を咲かせてくれる、春を告げる花の代表ともいえるでしょう。
そんなプリムラには色別の他、種類別でも花言葉があることをご存じですか?今回は、プリムラの花全般や色別、種類別の花言葉の由来や選ぶポイントなどをご紹介します。
プリムラ(西洋サクラソウ)の花の花言葉
それでは早速プリムラの花言葉をご紹介します。
プリムラの花言葉(全般・色や種類別)
プリムラの花全般の花言葉 | 青春のはじまりと悲しみ、青春の恋、神秘な恋、運命を開く、可憐、うぬぼれ |
プリムラの海外での花言葉 | early youth(青春のはじめ)、young love(青春の恋)、I can’t live without you(あなたなしでは生きられない) |
赤いプリムラの花言葉 | 後援のない功績、美の秘密 |
紫色のプリムラの花言葉 | 信頼 |
プリムラ・ポリアンサの花言葉 | 富の誇り、無言の愛 |
プリムラ・ジュリアンの花言葉 | 青春の喜びと悲しみ |
プリムラ・オブコニカの花言葉 | 青春の美しさ、しとやかな人 |
プリムラ・マラコイデスの花言葉 | 運命を切り開く、素朴、気取らない愛 |
プリムラ・シネンシスの花言葉 | 永遠の愛情 |
プリムラ・オーリキュラの花言葉 | 貪欲 |
プリムラは世界中に600種類ほどの品種があり、それぞれの品種によって花言葉がつけられているほどです。
その中でも全般の「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」という花言葉は、プリムラの花が寒い冬の間に咲いて、夏が来る前に散ってしまうことに由来しているようです。青春のはかなさを表わしているような花言葉ですね。
その他、色別や種類別の花言葉もあります。これは後ほどご紹介しますので、このまま読み進めてくださいね。
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儚き命に込められた「青春の輝き」が忘れられない
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プリムラの花言葉に関する逸話「赤と紫」
プリムラの花言葉は全体に花が咲く時期や性質によるものが関係しています。ここでは、プリムラの色別(赤、紫)の花言葉の由来をご紹介します。
赤いプリムラの花言葉
赤いプリムラの花言葉のひとつ「後援のない功績」は、寒い季節に1人で頑張って(後援のない)花を咲かせる(功績を残す)という、プリムラの花の咲く時期に由来しています。
春先に咲く花はたくさんありますが、その中でもプリムラは12月という寒さの厳しい季節に咲く健気な姿が花言葉に反映されているといえそうですね。
紫色のプリムラの花言葉
紫色のプリムラの花言葉は「信頼」です。紫色は昔から、高貴な方の衣類に使われていた色といわれています。
また紫は癒やしの色でもあることから、「高貴な方(信頼する方)が癒される色」という意味で「信頼」という花言葉がつけられました。
プリムラの種類別花言葉
プリムラにはジュリアンやオブコニカ、マラコイデスなど様々な種類があります。ここでは、そんなプリムラの種類それぞれの花言葉の由来をご紹介します。
プリムラ・ポリアンサの花言葉「富の誇り」
プリムラ・ポリアンサの花言葉は「富の誇り」「無言の愛」です。これらの花言葉はポリアンサの名前や咲く時期に由来しています。
ポリアンサには「多くの花」という意味があり、これが「たくさんの富」に繋がると考えられて「富の誇り」とつけられました。また、プリムラは寒い時期にじっと耐えるように咲くことから「無言の愛」という花言葉に由来しています。
プリムラ・ジュリアンの花言葉「青春の喜びと悲しみ」
プリムラ・ジュリアンの花言葉は「青春の喜びと悲しみ」です。これはプリムラの花全般の花言葉と同様で、寒い冬の時期に咲き、夏を知る前にはかなく散ってしまうことに由来しています。
プリムラ・ジュリアンは、「プリムラ・ジュリエ」と「プリムラ・ポリアンサ」が掛け合わせて作られていることから、「ジュリアン」という名前がつけられました。
プリムラ・オブコニカの花言葉「しとやかな人」
プリムラ・オブコニカの花言葉は「青春の美しさ」「しとやかな人」です。青春とついているところはプリムラ全般の花言葉の由来と同じですね。
オブコニカはピンクや白、淡い紫などの「上品な色」の花を咲かせることから、しとやかな人という花言葉がつけられました。
プリムラ・マラコイデスの花言葉「運命を切り開く」
プリムラ・マラコイデスの花言葉は「運命を切り開く」「素朴」「気取らない愛」です。マラコイデスは冬の寒い時期に頑張って小さなつぼみを切り開いて咲くことから、運命を切り開くとの花言葉に由来しています。
その他、冬に小さな花を健気に咲かせるところから素朴や、気取らない愛という花言葉がつけられました。
プリムラ・シネンシスの花言葉「永遠の愛情」
プリムラ・シネンシスの花言葉は「永遠の愛情」です。これはプリムラの花が10月~4月など冬から春まで長い期間咲くところが、永遠に繋がることに由来しています。
プリムラの選び方、色や種類ごとのポイント
プリムラには様々な色や種類があります。ここではその中からシーンごとに贈りたいプリムラの花を選んでみました。
赤いプリムラ:成功や富を築き上げた社長に
「後援のない功績」という花言葉を持つ赤いプリムラは、その色合いからして成功を表わしていますよね。花言葉と共に意味を添えて、いくつかのプリムラをカゴに寄せ植えしてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
特にプリムラ・ポリアンサは「富の誇り」という花言葉を持つので、赤いプリムラポリアンサだと尚良いでしょう。
プリムラ・マラコイデス:これから社会に出る若者へ
「運命を切り開く」という花言葉を持つプリムラ・マラコイデスは、これから社会に出る若い人へ、応援のつもりで贈ってみてはいかがでしょうか。
どんな困難にも負けないように、自分の力で「運命を切り開いて」いってほしいものですよね。
プリムラ・シネンシス:愛する人へのプレゼントに
「永遠の愛情」という花言葉を持つプリムラ・シネンシスはプロポーズや告白の花としてぴったりですよね。結婚した後の新居に植える花としても素敵ではないでしょうか。
プリムラの特徴や誕生花、名前の意味・由来
それでは最後にプリムラの基本情報や誕生花、名前の意味・由来をご紹介します。
プリムラの基本情報
目・科・属 | ツツジ目・サクラソウ科・サクラソウ属 |
和名・洋名 | 西洋桜草(セイヨウサクラソウ)、乙女桜、化粧桜・Primrose |
開花時期 | 12月~5月 |
原産地 | アジア、ヨーロッパ |
プリムラが誕生花となっているのはいつ?
プリムラはサクラソウの総称なので、オブコニカやマラコイデス、ジュリアン、ポリアンサなど様々な種類があります。ここでは、全てまとめた誕生花をご紹介します。
プリムラが誕生花として当てられている日にちは、1月16日、1月18日、1月25日、2月1日、2月3日、2月8日、2月12日、2月13日、2月19日、3月1日、5月1日、12月29日です。
プリムラの名前の由来 Primroseなど
属名でもあるPrimula(プリムラ)はラテン語で「最初の(primos)」という言葉が語源となっています。プリムラの花が早春にどの花よりも先に花を咲かせることから、この名前がつけられたとされています。
また英名のPrimrose(プリムローズ)は「最初のバラ」という意味があり、これもプリムラの花が春に先駆けて咲き、バラのように美しいことに由来しています。
プリムラの和名の中でも「化粧桜」は、プリムラ・マラコイデスのものです。これは、マラコイデスの花全体に白い粉がつくことから、白粉(おしろい)にちなんでつけられました。