燃えさかる炎のような花色のグロリオサは、花弁がウェーブしていてとても華やかでおしゃれな花です。百合に似ていることから「グロリオサ・リリー」とも呼ばれています。
グロリオサの花言葉は、お祝いの場にふさわしいものから、情熱的な気持ちを伝えるのにぴったりなものまで色々あります。
フラワーアレンジメントにしても素敵なので、花言葉に合ったシーンに贈りましょう。
今回は、グロリオサの花言葉の由来や意味、似たような花たち、育て方までご紹介します。
グロリオサの花の花言葉
それでは早速、グロリオサの花言葉をご紹介します。
グロリオサの花言葉「栄光」など
グロリオサの花言葉 | 栄光、勇敢、燃える情熱、頑強 |
グロリオサの花言葉は「栄光」「勇敢」「燃える情熱」「頑強」です。燃える情熱という花言葉などは、告白するときの花としてぴったりですよね。
花色は代表的な赤の他にも、黄色や白、ピンクなどがありますが、花色別の花言葉はつけられていませんでした。
オリジナルキャッチコピー
めらめらと燃える姿は 華麗に舞う妖美な淑女
類似の花言葉を持つ花はこちら
10月/10月12日/10月19日/10月29日/12月/12月18日/12月9日/4月/4月16日/5月/5月28日/6月/6月26日/7月/7月12日/7月27日/7月28日/7月3日/7月4日/8月/8月10日/8月2日/「おめでとう」をあらわす花言葉を持つ花/「愛」を意味する花言葉を持つ花/オレンジの花の花言葉/ピンク色の花言葉/プロポーズの時に用意したい花/友人の日頃のプレゼントに贈りたい花/恋人やパートナーに贈りたい花/白い花の花言葉/赤い花の花言葉/
グロリオサの花言葉に関する逸話「燃える花」
グロリオサの花言葉「燃える情熱」や「栄光」「勇敢」という花言葉は、全てグロリオサの燃えるような鮮やかな色と、ユリによく似た波打つ花弁を持った華やかな花姿に由来しています。
グロリオサの花は、還暦・古希・喜寿などのおめでたいお祝いの花として贈られることが多いです。これも「栄光」という花言葉がつけられていることに関係あるんですね。
長い人生を頑張って乗り越えてきた「過去の栄光」を称えて、プレゼントするのにぴったりです。
グロリオサと同じ「ユリ科」に属する植物の花言葉
グロリオサは見た目がユリに似ていますが、その見た目の通りにユリ科に属した花です。ここではその他のユリ科の植物の花言葉をご紹介します。
百合の花言葉
ユリ科の花の代表といえばやはりユリですよね。ユリは色別でも花言葉がつけられていて、全般の花言葉は「純粋」「無垢」です。
色別では以下のようになっています。プレゼントの花として選ぶ時には、しっかり花言葉を頭に入れておく必要がありそうですね。
- 白百合・・・純潔、威厳
- 赤、ピンク・・・虚栄心
- 黄色・・・陽気、偽り
- オレンジ・・・華麗、愉快、軽率
- 黒百合・・・呪い
アルストロメリアの花言葉
アルストロメリアは百合を小さくしたような花姿をしています。全般の花言葉は「エキゾチック」「未来への憧れ」「持続」です。花持ちが良いことも花言葉の由来となっています。
色別花言葉は下記の通りです。
- 赤・・・幸い
- ピンク・・・気配り
- 白・・・凛々しさ
グロリオサと似た花言葉を持つ花たち
ここでは、花の姿形は違えど、グロリオサと似たような花言葉を持つ花たちをご紹介します。
赤いガーベラの花言葉
赤いガーベラの花言葉は「燃える神秘の愛」「情熱」「熱愛」です。グロリオサの真っ赤に燃えさかる花姿につけられた花言葉とよく似ていますよね。告白の花にぴったりです。
赤いダリアの花言葉
赤いダリアの花言葉は「栄華」「華麗」です。グロリオサの「栄光」という花言葉とよく似ています。バラの花にも劣らないゴージャスな赤いダリアの花は、大きめのブーケにするとまさに華麗なイメージそのものですね。
色鮮やか!グロリオサの色や品種
グロリオサには赤や黄色ピンクなどさまざまな色や品種があります。ここでは、それぞれの色で代表的な品種をご紹介します。
- 赤・オレンジ系・・・ニューミサトレッド、ニューレッド、ロイヤル
- ピンク系・・・ファイヤーバード、ピンクレディ
- 白(アイボリー)系・・・パールホワイト、ライム
- 黄色系・・・サンシャイン、シンプレックス、マスコットイエロー
花言葉を添えよう!グロリオサの育て方
グロリオサは切り花で売られていることが多いですが、自宅で鉢花として育てることもできます。ここでは、グロリオサの育て方をご紹介します。
グロリオサは球根から育てる
グロリオサの球根は、4~6月頃購入して植え付けます。湿気が苦手なので鉢植えで育てて適切な場所に移動しながら育てましょう。根が真っ直ぐに伸びる性質のためなるべく深い鉢を選んでください。
用土は市販の培養土か、赤玉土小粒7:腐葉土3の割合で配合した土を使います。深さ5cmほどの所に並べて植えます。
グロリオサの球根には毒がある!?
グロリオサの球根はヤマイモや生姜ととても似ています。しかし、コルヒチンという有毒成分を含んでいるので注意が必要です。
間違えて食べてしまうと、吐き気や発熱、下痢などを引き起こす恐れがあります。最悪死に至ることもあるので扱いには気をつけましょう。
グロリオサの肥料・水やり
肥料は植え付け時に緩効性化成肥料を施します。その後は花が終わる9月頃まで2週間に1度程度液体肥料を与えましょう。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。湿気に弱いので過湿には注意して、夏場は蒸れないように朝方水やりすることをおすすめします。
花後の管理
グロリオサの花は、葉が絡みつくように伸びるので6~8月頃に支柱を立てます。また、花が終わったら花がら摘みをして球根の栄養が奪われないように気をつけましょう。
グロリオサの花をフラワーアレンジメントに!
グロリオサの花は切り花として一年中売られています。生け花やフラワーアレンジメントとして使うと、雰囲気があっておしゃれです。
価格は1本600~800円くらいで、花持ちは良い方です。ただし、葉が巻き付くような性質のため、他の花に絡みつかないように注意してください。
またグロリオサはユリと同様に、花粉をとって飾るようにしてください。花粉の黄色い粉が服などにつくと中々取れません。
グロリオサの特徴や誕生花、名前の意味・由来
それでは最後に、グロリオサの基本情報や誕生花、名前の意味・由来をご紹介します。
基本情報
目・科・属 | ユリ目・イヌサフラン科・グロリオサ属 |
和名・洋名 | 百合車(ユリグルマ)、狐百合(キツネユリ)・Glory lily |
開花時期 | 7月~8月 |
原産地 | 熱帯アジア・アフリカ |
グロリオサが誕生花となっているのはいつ?
グロリオサが誕生花として当てられている日にちは、4月16日、5月28日、6月26日、7月3日、7月4日、7月12日、7月27日、7月28日、8月2日、8月10日、10月12日、10月19日、10月29日、12月9日、12月18日です。
名前の意味・由来 英語では?
グロリオサの英名は「Glory lily」で、意味は「栄光のユリ」となっています。これは、グロリオサがユリ科の植物ということと、「栄光」という花言葉が由来しています。
その他にも「Flame lily」「Climbing lily」という2つの名前がつけられています。
- Flame lily(炎のユリ)は、燃えさかる炎のようなその花姿に由来しています。
- Climbing lily(登るユリ)は、グロリオサの葉先が巻きひげになっており、他の植物に絡みついて伸びていく姿に由来しています。
また、グロリオサの学名「Gloriosa」はラテン語のGloriosus(見事な)が語源となっています。燃えるような姿が見事に見えることに由来しています。
グロリオサの和名は「百合車(ユリグルマ)」「狐百合(キツネユリ)」となっています。
- 百合車(ユリグルマ)は、グロリオサの葉が輪生するところに由来しています。
- 狐百合(キツネユリ)は、グロリオサの花の形が狐の顔のように見えることにちなんでいます。