花言葉

デンファレの花言葉の意味・由来・誕生花

デンファレは胡蝶蘭とよく似た花です。正式名称をデンドロビウム・ファレノプシスといいデンドロビウムの一種です。

鉢植えはもちろん切り花としても大変人気が高く、ハワイの花飾りであるレイの花材としても使われています。

種類によってはエディブルフラワーとしても利用されており、その花言葉も恋人への贈り物にぴったりな素敵な言葉があるんですよ。

今回は、デンファレの花言葉の由来や逸話、名前の意味、育て方などをご紹介します。

デンファレの花言葉


デンファレはデンドロビウムの一種なので、ここではデンドロビウムの花言葉もあわせてご紹介します。

デンファレ(デンドロビウム)の花言葉

デンファレの花言葉 お似合いのふたり、魅惑、有能
デンドロビウムの花言葉 わがままな美人、天性の華を持つ、思いやり

デンファレの花言葉は「お似合いのふたり」「魅惑」「有能」です。恋人や信頼している部下などに贈る花としてふさわしい花言葉がつけられていますね。

この中で気になるのが「魅惑」という花言葉ですね。西洋では洋ランは「官能的な意味」を持つことが多く、このことから由来しています。

また、デンドロビウムの花言葉は、「わがままな美人」「天性の華を持つ」「思いやり」となっています。わがままな美人という花言葉は、女性に贈るときは気をつけないとなりません。贈るときは、天性の華を持つや思いやりという花言葉を添えるといいでしょう。

デンドロビウムのピンクや赤の花言葉は官能的

デンファレはピンク系の花が良く出回っていますが、デンドロビウムでもピンクや赤色の花は人気があります。

デンドロビウムのピンクや赤の花言葉は「誘惑」「官能」「情熱と欲望」といった、とても官能的な花言葉が多いです。これは前述したように、西洋では洋ランは官能的な意味を持つことから由来しています。

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南国の光で輝きながら 舞い踊る蝶の羽ばたき

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デンファレの花言葉に関する逸話「寄り添う2人」


デンファレの「お似合いのふたり」という花言葉は、洋ランの性質が由来となっています。

デンファレに限らずラン科の植物は、木や石にくっついて成長する性質を持っており、これを「着生植物」といいます。

このような性質を持っていることから、この様子が「2人が寄り添っているように見える」ということで「お似合いのふたり」という花言葉がつけられました。

ランが着生植物なのは、地球に誕生したのが遅かったからだといわれています。そのため、ランの原種が生まれたときには、すでに生育に適した環境は全て他の植物で覆われていました。

そこで生き抜いていくために、競争の少ない樹木の上に根付いたといわれています。デンファレの「思いやり」という花言葉も、着生植物で相手に思いやりを持って生活することに由来しています。

デンファレに似た花「胡蝶蘭」の花言葉


デンファレの学名は「Dendrobium phalaenopsis」といいます。このphalaenopsis(ファレノプシス)というのは、胡蝶蘭の学名です。これはデンファレが胡蝶蘭によく似ていることに由来します。

胡蝶蘭の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純情」「あなたを愛します」です。この中でも「幸福が飛んでくる」という花言葉は、胡蝶蘭という名前の通り、まるで蝶が飛んでいるように見えることに由来しています。

デンファレはデンドロビウムの一種


デンファレを含むデンドロビウムの種類はいろいろありますが、主に5つの系統に分かれます。ひとずつご紹介しますね。

デンファレ系

デンドロビウム・ファレノプシス系の略で、長い茎を斜めに伸ばして茎の先端から多くの花をたくさんつける種類です。胡蝶蘭によく似ていて切り花や贈り物に人気があります。

ノビル系

デンドロビウムの中で特に多い品種の一つです。茎の節がしっかりしていて丈夫なために「謹厳実直(きんげんじっちょく)」という花言葉がつけられています。観賞用や贈り物として人気があります。

ギンギアナム系

耐寒性があり、オーストラリアが原産の香りの良い品種です。細い茎の先にたくさんの花が集まる花姿が特徴となっています。花は小輪で紫やピンク、オレンジなど豊富です。

カリスタ系

花が房のように咲いて下垂するタイプの品種です。白やピンクなどの花色が美しい種類となっています。

ファーミデブル系

デンドロビウム・フォルモーサムや近縁種から品種改良されたタイプです。大輪のカトレアのような花を少量咲かせます。花色は白系統で花びらの中心が黄色くなります。

デンファレの鉢植えを育てよう!


デンファレは寒さに弱く冬は室内で育てる必要があることから、地植えよりも鉢植えが主流です。ここではラン特有の植え方や育て方をご紹介します。

水苔に着生させるか専用培養土に植える

デンファレの苗はポットで売られていることが多いので、これを水苔に絡ませます。植え付け時期は9月か3月中旬~5月です。土に植える場合はバークなどを配合した洋ラン用の培養土を用意します。

デンファレの肥料

デンファレの肥料は4月中旬頃の花が咲く前に、有機肥料か緩効性化成肥料を与えます。その後は5~9月の間に液体肥料を週に一度施します。10月~翌年5月までは肥料を休止します。

デンファレの水やり・置き場所

5月~9月までの生育期にはたっぷりの水を与えましょう。その後、10月くらいからは水の量を減らしていき、冬は控えめで構いません。

デンファレは年中日当たりの良い場所を好みます。寒くなりすぎると葉が黄色くなり落ちてしまうので、葉が緑であれば問題ありません。

デンファレの花の購入時に留意したいこと


デンファレは周年出回っています。ラン科の植物は熱帯地方で育つので、玄関などの寒い場所に飾ると花の元気がなくなってしまいます。冬場などは特に、暖房の効いた部屋に飾るようにしましょう。ただし、風が当たらないように気をつけてください。

デンファレの特徴や誕生花、名前の意味・由来


それでは最後にデンファレの基本情報や誕生花、名前の意味・由来をご紹介します。

デンファレの基本情報

目・科・属 キジカクシ目・ラン科・デンドロビウム属
和名・洋名 デンファレ・cooktown orchid、den phal
開花時期 6月~9月
原産地 東南アジア、ニューギニア、オーストラリア

参考:Wikipedia:デンファレ系より

デンファレが誕生花となっているのはいつ?

デンファレが誕生花として当てられている日にちは、1月16日、1月17日、1月20日、1月24日、2月11日、4月27日、10月26日、11月27日、12月7日、12月12日です。

デンファレの名前の意味・由来

デンファレはデンドロビウムの一種です。名前の由来はデンドロビウムの「デン」とギリシャ語で「phalaina(蛾/ファライナ)」と「opsis(似ている/オプシス)の合わさった単語が語源となっています。

これは胡蝶蘭を意味するphalaenopsis(ファレノプシス)から来ていて、デンドロビウムから胡蝶蘭のような花が咲くという意味があります。そのため「デンドロビウム・ファレノプシス」の略で「デンファレ」となりました。

また、デンファレの英名「cooktown orchid」は、オーストラリアのCooktown(コクーンタウン)にちなんでつけられています。「コクーンのラン」という意味ですね。

ちなみにデンドロビウムの名前の由来は、ギリシャ語で「dendron(樹木)」「bion(生活する)」が合わさった単語が語源となっています。これは着生植物であることに由来しています。